ライブ本編を終え、アンコールでは満場の「春菜コール」が武道館にこだまし、ファンが手にしたペンライトはいつの間にか飯窪のイメージカラーのハニー色に変わっていた。飯窪はイメージカラーに合わせた色調のドレスを身に纏い、ファンとメンバーへ向けた手紙を読み上げる。

「7年3ヶ月の間モーニング娘。としてかけがえのない日々を過ごしてきました。自分だけの人生では気付くこのできなかったこと、私の人生を彩ってくれたのはモーニング娘。です。加入した当時は歌やダンスが未経験で、9期や10期の中で最年長で、何もできない中でしんどいと思ったこともありました。それでも、めげずにやってこれたのは応援してくれる人がいるからです。目の前にいる飯窪春菜は毛の一本一本までみなさんに作ってもらったと思っています。私のこと好きだと言ってくれる人に、未来永劫大好きでいることを誓います」と想いを言葉に込めた。

飯窪春菜  画像 7/10 飯窪春菜  画像 8/10

そのまま飯窪はソロで『恋ING』を披露する。黄色に染まったペンライトの海を渡るように、中央に用意されたステージで、こらから独り立ちする決意をしっかりと見せつけた。

その後、メンバーはステージに登場し、譜久村聖は花束を渡した。一人ひとりがメッセージを伝える中で、譜久村は涙を堪えながら飯窪との思い出について、「一緒にサブリーダーをやったことかなって思います。たくさんモーニング娘。を導いてくれたんだって思います。だからこそ、こんなに感謝している人たちがいると思うよ。これからも春菜は一人で活動して行きますが、春菜は春菜でめちゃめちゃがんばって、超ビックな人になってほしいです！」とエールを送った。

モーニング娘。'18  画像 9/10

飯窪春菜  画像 10/10

最後に『One・Two・Three(updated)』『わがまま 気のまま 愛のジョーク』を披露したメンバー。正真正銘最後のステージをファンたちは見届けた。飯窪がステージを去ってからは名残惜しむように「春菜コール」が再び武道館を包み込み、それに応えるように飯窪は再びステージに登場。「ステージの階段を降りた瞬間、終わっちゃたなって思ったんですけど、また呼んでいただけてすごく嬉しかったです。今日のこの思い出を一生忘れません。本当に幸せでした。ありがとうございました！」と最後の挨拶を述べ、「飯窪春菜、我がモーニング娘。人生に一片の悔いなし！」と宣言しステージを後にした。