2018.10.17 公開
舞台設定が明治時代ということもあり、上演される三越劇場のレトロな雰囲気と物語の展開が見事にマッチする。本作で高柳は「篠田琴子」という役で舞台に出演。和装に袴姿のハイカラな女学生姿がよく似合う。袴姿とはいえそこは舞台だ。劇中に何度か散りばめられたダンスシーンでは、市川美織をはじめとした女性キャストと共演し軽やかなステップを披露する。「明治時代の設定で袴姿なので踊らダンスはないと思いきや、がっつり踊っているんですよ!」と高柳は先日行ったインタビューで明かしていた。アイドルの振りとはまた違う、ふわりと空気を含むような優雅さと凛としたダンスは見ていて新鮮だ。
高柳が演じる琴子という役もお見合いの相手に対して照れたりと可愛らしい表情を見せる中で、時には叫んだり驚いたりと、場面ごとに変わる見せ方が面白い。役柄について「今まで自分が演じてきたキャラクターにない天真爛漫な子」と表現し、「今まで元気なキャラクターをやって演じたことがなくて、強気なキャラクターだったり、二面性のあるキャラクターだったりが多かったので、単純に明るくて可愛いちょっと不思議ちゃんなの役はやっていて楽しいです!」とインタビューで語ってくれた。今まで多くの舞台に出演してきた高柳だからこその“魅せる演技”に、会場の視線は自然と高柳へ向いていた。
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