2018.10.17 公開
本作は、畠中恵の人気小説を原作にした舞台「若様組まいる」シリーズの第3弾で、明治24年の東京を舞台に、元旗本出身の若い巡査たちとハイカラな女学生たちのお見合いに始まる様々な恋模様を描いている。また、ストーリーの中に織り交ぜる殺陣やダンス歌が作品に華を添える。
舞台設定が明治時代ということもあり、上演される三越劇場のレトロな雰囲気と物語の展開が見事にマッチする。本作で高柳は「篠田琴子」という役で舞台に出演。和装に袴姿のハイカラな女学生姿がよく似合う。袴姿とはいえそこは舞台だ。劇中に何度か散りばめられたダンスシーンでは、市川美織をはじめとした女性キャストと共演し軽やかなステップを披露する。「明治時代の設定で袴姿なので踊らダンスはないと思いきや、がっつり踊っているんですよ!」と高柳は先日行ったインタビューで明かしていた。アイドルの振りとはまた違う、ふわりと空気を含むような優雅さと凛としたダンスは見ていて新鮮だ。
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