2018.10.05 公開
SKE48が辿り着いた10年の軌跡。まもなく開催「10周年記念特別公演」に寄せて

画像提供 ©AKS  画像 1/1

 

不安な雰囲気が漂っていたSKE48に兆しが照らされたのは2017年2月のことだった。

延期を繰り返していた2ndアルバムのリリースが遂に決定したのだ。
アルバムのタイトルは『革命の丘』。ボロボロになりながらもSKE48の旗を掲げるメンバーのジャケット写真に、落とされても這い上がるという強い決意と覚悟を感じた。
そのリード曲『夏よ、急げ!』は朝日を背に港で踊るMVが撮影され、新たなステージへ出航するという明るいイメージが詰まった楽曲になった。

ここからSKE48の快進撃はすさまじかった。
2ndアルバムを引っさげ開催された各地のリリースイベント。「100%SKE48」(白夜書房)の創刊。冠番組「むすびのイチバン」(東海テレビ)など、メディアへの露出の機会も増えていった。また、地元・名古屋では地元球団の中日ドラゴンズの応援⼤使や、プロサッカークラブ、名古屋グランパスの公式応援マネージャーの就任と活躍の場を広げ、愛知を紹介する物産展でもメンバーのトークショーが開催されるまでになった。

なかなか開催できずにいたコンサートも、2018年3月、4月には『サカエファン入学式』『10周年突入春のファン祭り!〜友達100人できるかな?』と立て続けに行なわれ、グループの勢いをさらに活気付けた。

そして、6月に開催された「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」は、ナゴヤドームで開催され、結果は第1位に松井珠理奈、第2位に須田亜香里SKE48メンバーによるワンツーフィニッシュで幕を閉じた。


SKE48が走り続けた10年間はメンバーの数だけ折り重なった、様々な出来事の積み重ねで紡がれている。メンバーの一人にひとり焦点を当てれば、そのメンバーの分だけ歴史はさらに深く掘り下げられる。ここに執筆したのはSKE48の概要でしかない。メンバーやファンを始め、SKE48に関わるすべての人の中にそれぞれの10周年がある。

まもなく始まる「10周年記念特別公演(後編)」は、2013年からグループの歴史の原点である2008年までを振り返る。今日は10周年という節目であり、また11年目への始まりの日でもある。これから先、SKE48が走り出す新たなステージの最初の一歩を劇場で見届けたいと思う。

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