また東京国際映画祭を契機に世界の田部井がさらに加速するのではないかと問われると「まずは国内のお客様に感動していただくということが優先されるのですが、先日行ったサンセバスティアン映画祭でオーストリアの著名な登山家ゲルリンデさんにお会いした時、つい最近、誰か田部井淳子さんの映画を撮ってくれないかしらって仲間と話していたんですけど、それが今年公開されると聞いてとっても驚きでしたと言われて色々な国に田部井さんのファンの方がいるんだなと実感しました」と世界での飛躍にもさらなる期待をのぞかせた。
締めのあいさつで、のんは「今日はお越しいただきありがとうございます。吉永さん、阪本監督と楽しくお話ができて幸せです。この映画をご覧いただくと、私もこんなふうに生きられたらなと、少し人生が豊かになると思いますので、楽しんでください」とコメント。吉永は「撮影中はのんさんと話す機会がなく、今日こうやってずっと一緒にいられて嬉しいです。映画をご覧になって、皆さんのお心に届きますよう願っています」とコメント。
阪本監督は「今日ご覧になっていただき気に入っていただけましたら、公開中に知り合いを誘って来てください。監督だから言えるここだけの話をしますよ……この映画は二回目が一番面白いです」と締め、終始和やかな舞台挨拶は終了した。
作 品 名: てっぺんの向こうにあなたがいる
公開表 記: 10月31日(金)全国公開
コピーライト: ©2025「てっぺんの向こうにあなたがいる」製作委員会
配 給: キノフィルムズ
STORY
1975 年、エベレスト山頂に向かう一人の女性の姿。一歩一歩着実に山頂(てっぺん)に向かっていくその者の名前
は多部純子。日本時間 16 時 30 分、純子は女性として初の世界最高峰制覇を果たした―しかしその世界中を驚
かせた輝かしい偉業は純子に、その友人や家族たちに光を与えると共に深い影も落とした。晩年においては、余命
宣告を受けながらも「苦しい時こそ笑う」と家族や友人、周囲をその朗らかな笑顔で巻き込みながら、人生をかけて
山へ挑み続けた。登山家として、母として、妻として、一人の人間として...。
純子が、最後に「てっぺん」の向こうに見たものとは―。
吉永小百合
のん
木村文乃 若葉竜也
工藤阿須加/茅島みずき 円井わん 安藤輪子 中井千聖 和田光沙
天海祐希/佐藤浩市
監督:阪本順治
脚本:坂口理子 音楽:安川午朗
原案:田部井淳子「人生、山あり時々谷あり」(潮出版社)
配給:キノフィルムズ




