2025.03.22 公開
少年忍者のメンバーとして活躍する北川拓実と小田将聖がW主演する、舞台『君のクイズ』。
2025年4月3日(木)~20日(日)にIMM THEATER(東京)、4月25日(金)~27日(日)にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホール(大阪)で行われる公演を前に、北川&小田のコメントと稽古場のレポートが到着活気あふれる稽古場の様子をお届けする。
【写真】北川拓実と小田将聖がW主演する、舞台『君のクイズ』(5枚)
本作は、小川哲による唯一無二のクイズ小説『君のクイズ』を初めて舞台化した作品。原作はメディアでの取り上げ、SNSを中心とした盛り上がりをはじめ、2023年には第76回日本推理作家協会賞も受賞した話題作で、ミステリーでも人間ドラマでもある物語が多くの読者を魅了した。
物語は生放送のクイズ番組から始まる。三島玲央(北川拓実)は、対戦相手・本庄絆(小田将聖)が、問題も読まれぬうちに正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。真相を解明しようと本庄について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり―。
取材に訪れたこの日は、それぞれの場面を細かく区切り、繰り返し稽古する「返し稽古」が行われた。稽古は、本庄について調べるために、三島とクイズプレイヤーの富塚滋(森田甘路)がかつて本庄と伝説のクイズ対決を繰り広げた山田という人物を尋ねる場面からスタート。キャストたちが一通り演じた後、演出の小林は、実際に演じて見せながら、「山田は声が大きい」「熱血クイズ師」など分かりやすい言葉でそれぞれの人物について説明する。楽しそうに笑いながら話し、芝居をして見せる小林の様子に、キャストたちも自然と笑顔に。和やかな空気の中、稽古が進んでいった。
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