©2024 SPACE SHOWER FILMS 画像 3/4
宮地監督は当初、東出パートとMOROHAのライブパートをバランスよく構成する作品を目指していたという
が「週刊誌の突撃だったり、でっくんが山への移住を決断したり、
撮影期間中に想定外のことが起こった」結果、東出の狩猟生活によりフォーカスを当てた作品になったという。
これにアフロは「俺たちの出番が聞いていた話よりも減っていてびっくりした!全然俺が出てこないじゃん!」
と驚き、UKも「作品完成までそんなこと言われなかった」とぶっちゃけた。
それでもアフロは「作品の出来がとても良かった。作品が面白くなる方向に舵を切った証拠。
それこそ監督の才能」と納得していた。
劇中では突撃した週刊誌記者とカメラマンの姿も映し出される。
これにアフロは「いっちゃおうと思わなかったの?代表して受けともらおうと思わなかった?」と
殴るジェスチャーをしながら東出に質問。東出は大爆笑しながら
「ならない!ならない!それは...ダメだよ」と常識的な結論を口にしていた。
本作のPR活動において「僕はこの映画を観たくないし、観てほしいとも言えない」と公言してきた東出。
アフロから「それならばでっくんはどうしてこの作品を劇場公開してもいいという気持ちになったの?」
と聞かれると
「映像で人を表現するのはドキュメンタリーでは難しいことで、
俳優業においても実生活においても出演するリスクは大きい。
でもそういうわずらわしさも含めて人間は複雑だったり、真実は一つではないとか、
善悪だけではないと考えるきっかけを僕に今まで与えてくれたのがドキュメンタリー映画という文化だった」と
ドキュメンタリー映画への愛を語り
「その文化に貢献が出来る作品だというならば、直接的には自分のためにはならないかもしれないけれど、
このようなドキュメンタリー映画があってもいいのでは?と思った」と心境を打ち明けた。
これを受けて宮地監督も「でっくんのドキュメンタリーではあるけれど、
これは450時間撮影した中の2時間でしかない。
その2時間の中に事実も入っているとは思うけれど、それはあくまで僕から見た真実でしかない。
この作品をそのまま鵜呑みにするのではなく、観た方に噛み砕いてもらって、
それぞれの人生の物語の中で咀嚼してもらえたら」と観客にアピール。
UKも「変な先入観を持たず、前情報なしで自由に観てほしい。映画を観終わった時に抱く感情が
それぞれの答えだと思う」と呼び掛けた。
©2024 SPACE SHOWER FILMS 画像 4/4
アフロは「客席はでっくんファンの方ばかりだと思うけれど、
この会場の外に出たら東出許すまじ!と言っている人も沢山いる。でもそれが世界。
それを受け入れる覚悟の出来た男がこれからどう生きていくのか?
ボロ雑巾になった東出昌大を間近で見てきた人間として、
そのボロ雑巾がどうやって自分のケツを拭くのか?
どうやって生きていくのか?これからも友人として傍にいて見届けたい。
ここにいる方はでっくんのことをこれからも大好きでいてほしいし、
ついでに俺のことも好きになってほしいな!」と笑いを交えてメッセージ。
