2019.04.06 公開
女優として様々な場面で活躍する松井は、今作の執筆について「新幹線や時間のある日に喫茶店で書いてました」と明かした。日々の活動の中で構想やアイデアはどこから得るのかという問いかけには「いろんなところからもらってます。例えば、歩いていた女の子のかかとの絆創膏が気になったりとか、ブリューゲルの絵が好きなので、その中の作品からアイデアをもらって自分なりに物語に書いています」と語った。松井は自身のファンクラブの会報誌に書いたショートショートを掲載しており、それがきっかけで今回のデビューへと繋がった。今作は短編小説だが、長編作品への挑戦について「短距離走と長距離走で使う筋肉が違うように、体力と持久力が必要なので、自分にはまだ早いかな」と話すも、「1年後までに新作を発表したい」という次なる目標を掲げた。
さらに会見では4月1日に発表された新元号「令和」について問われた松井は、期待することとして「本屋さんが無くなってきているので、みなさんが紙の本を読んでもらえるような年になってほしい」と願いを込めた。残り一ヶ月となった「平成」でやり残した事については「ないです!」ときっぱりと答え、「どんなことも最後だと思っているので、気にせず、挑戦したいことに変わらず挑んでいきたい」と意気込んだ。
松井はSKE48の1期生としてデビュー後、早くもその演技力の高さから在籍中に多くのドラマに出演。SKE48を卒業後は本格的に女優活動を開始し、今回新たに小説家としてデビュー。希望は体力。立ち止まることさえしなければ願いや目標は達成できる。当たり前のようで難しい大切な人生の歩み方を教えてもらった会見となった。
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