イベント中盤、「東京コミコン2023」の公式アンバサダーでもあり、本作でドラゴン乗りの英雄・アクタ役を演じた新田真剣佑も登壇。「アクタ役を演じさせていただきました新田真剣佑です。」と爽やかな挨拶をすると会場から割れんばかりの大きな拍手で迎えられ、人気の高さを伺わせた。登壇し本作のオファーを聞かれた新田は「全く想像できなかったですね。『(完成形が)どうなるんだろう?』と思って、監督にもイメージを聞いたんですが『アニメの〈異世界〉があってそこから飛び出して来ました』と言われて、『飛び出して来たんだ...!?』と思ったのを覚えていますね。」と想像超える世界観に驚いたエピソードを明かした。
また演じたアクタというキャラクターが、主人公・タイムにとって憧れの存在であり、まさにヒーロー的な存在であることから、自身にとってのヒーローを聞かれると、「ロキとかドクター・ストレンジですかね~(笑)」と会場に目配りしながらコメント。現在ロキ役のトム・ヒドルストンや、ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチが東京コミコンで来日して滞在しているため、バックステージですれ違ったエピソードを教えてくれた新田は「(バックステージに)ロキがいたり、ドクター・ストレンジがお寿司食べてるんですよ!」とまるで少年のように目を輝かせながら、裏側のエピソードを話した。実写に加え、アニメでも同じキャラクターの声を演じた新田が、声優という職業の難しさを語ったことを受けた武内は「実写は演じたものを後で編集するので、現場では演じ方はそのままかと思いますが、アニメは既に編集済みのところに演技をするから、普通のセリフのテンポから逸脱したセリフの言い回しとかもあるので、その違いで難しいところがあると思うんです。でもさすが真剣佑さんだなと思うくらい、声でも演技が素晴らしかったです。また、元々の声質も本当に素敵だなと思いました!」と畳みかけるようにベタ褒め。それに答えるように新田も「ありがとうございます」と意図的に声を低くした低音イケボを披露し、「実は裏でも武内さんの声真似していたんです。」と明かし、会場からを笑わせた。
次に本作のアクションシーンの話となると、投影された写真を見ながら、
「剣のとがっている部分が自分の肩に刺さってくるんですよ!
剣もオリジナルで普段はない面白い剣を使っていて、どういった剣にしようかと詳細を監督と色々と話しましたね。」
と小道具に対する本作のこだわりの強さも語ってくれた。
こだわりの強さは本作に登場するオリジナル言語『ウーパナンタ語』にも表れており、
「この作品のためだけに作られた言語だったし、自分が多少は話せるスペイン語とも英語とも似ていない言語だったから、
習得するのが本当に大変だったんです。でもウーパナンタ語をペラペラに話せる先生がいたんですよ!」
と発音から文法まで一から細かく作られた言語の習得に苦戦しつつも、驚きを隠せずにいた。






