2023.11.20 公開
『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』関俊彦、木内秀信、沢城みゆき、古川登志夫、古賀豪監督が登壇!

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』舞台挨拶(※提供画像)  画像 1/2

また本編上映前のイベントとなるため、これから鑑賞する観客に向けて、注目すべきポイントを伺うと、関は
「完成した作品を見て印象深かったのが、背景の美しさ」
だったと明かし、
「哭倉村という物語の舞台になるところに水木が足を踏み入れる、その時に目の前に広がる田園風景が、まさに昭和の自然の美しさがあった。これを皆さんにも堪能していただきつつ、後半は非常に禍々しい展開になっていきますので、前半でマイナスイオンをたくさん取り入れていただいて、後半のシーンに備えていただければ」
と呼びかけた。

さらに注目すべきポイントについて、沢城が
「(CGではない)手書きの戦闘シーン」
だと話すと、全員が
「あれはすごかった」
と絶賛。

関も
「輪郭線が生き物のように息づいている」
と話し、監督がその場面について
「うちのエースアニメーターがほぼ一人で手がけた」
と明かすと、さらに登壇者全員が驚きを見せ、監督から
「実際に自分たちで演じた動画を撮って描いている。表情まで作って演じていた」
とこだわりの制作の裏側が明かされていた。

また古川は、本作の魅力について
「とにかくこの映画を構成する脚本や演出、キャラクターデザイン背景から音楽も含めて、あらゆるパーツのクオリティが非常に高く、テンポもいい。
ここが見どころですし、すごいものを作り上げてくださった」
と明かしていた。

また、本作の製作の裏側について古賀監督は
「最終的に100分に収めようとなっていたのだが、シナリオの段階で120分位あったので、そこから削っていくというかなり苦しい作業でした。
収まらないので、もう少し尺を欲しいと言うと、あと4分、5分は駄目と言われたので、本作の尺は104分59秒なんです(笑)。
詰め込みたい思いがいっぱいあってそうなりましたが、選びに選んだもので構成されるというのは、映画の美しさがある」
と明かした。

さらに目玉おやじについて、木内が
「親父さん、昔からお風呂が好きなんだなーというシーンがあって」
と本作の見どころを明かすと、関が
「別にサービスシーンじゃありませんよ(笑)!」
とコメントし会場を和ませた。

盛り上がりを見せる舞台挨拶も終盤に。

メッセージを求められた関は、
「完成した作品を観て最初に思ったことは、この作品は、妖怪、人間に限らず、動物や植物、小さな虫に至るまで、命というものを持つ生きとし生けるもの全てのものに対して見て伝えてもらいたい、愛のある作品だということ。
ぜひたくさんの人たちに観ていただきたいです」
とアピール。

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