キャスティングについては
「映画って誰が集まるかというところが非常に大事で、『運命』なんですよね。自然の中で出会う方たちを大事にしています」
と持論を明かした三池監督。
三池崇史監督『怪物の木こり』完成報告会©2023「怪物の木こり」製作委員会 画像 7/7
ただ、
「亀梨くんは普段からサイコパスっぽいでしょ(笑)」
と監督が笑いながら言うと、亀梨は
「俳優を25年続けてきて、普段の自分と表に立つ自分のどちらかが本当なのか、考えるようになって。そういう意味でもこの作品は感慨深かったです」
と自身と本作をリンクさせていたとコメント。
次に菜々緒について三池監督は
「まず、こんなキレイな警察官いるのかって(笑)過去、自分の作品に出ていただいた作品は鞭を持ってもらったりきわどい役が多くて(笑)今回はスーツで、無造作な中にもスタイリッシュさがあった。装いが決まったら、あとは暴れてくださいと委ねました」
と語ると、
「男性社会の中で孤立しながらも信念をもって突き進む役で、ここまで細かい部分まで気を遣ったキャラクターは初めてかもしれないです」
と、外見・内面も両方から丁寧にアプローチしたと菜々緒も役作りを振り返った。
一方、ラジオで共演したことはあったものの、三池組に初参加となった吉岡は
「昔から三池監督の作品を観ていたものの、お仕事をすることはないと思っていたので、今回ご一緒できてうれしかったです!初日からハードな撮影で、新たな扉を開いていただきました(笑)」
と喜びをコメント。
また、三池組の常連であり、監督から
「いつも最高の流れを作ってくれる最強の武器。いつもすぐ死ぬ役が多いんですけど、今回は最後まで生きています(笑)」
と絶賛された染谷は、
「逆に死なないことに不安でした。いい緊張感の中で楽しく過ごせました」
とコメントし笑いを誘った。