2019.02.05 公開
戸田恵梨香、大原櫻子らが登壇!映画『あの日のオルガン』プレミア上映会開催!!

(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会   画像 1/5

チケットが発売されると即完した今回のプレミア上映会。会場には、本作で子どもたちを守るために奮闘したヒロインと同世代である10代~20代の若い女性の姿はもちろん、老若男女問わず様々な世代の観客が多く見受けられ、場内はイベント開始前から熱気が充満。

待ち望んだファンの前に戸田恵梨香大原櫻子佐久間由衣三浦透子堀田真由、そして本作のメガホンを取った平松恵美子監督が姿を現すと、大きな拍手と歓声で迎えられました。足を運んでくれた観客に向けてまずはW主演の戸田と大原が、「本日はお越しいただき、ありがとうございます。皆さん、この作品は重たいんじゃないかなと?思っていると思うんですけど、隣にいる大原さんが演じたみっちゃんが、ものすごくこの作品を明るくしてくださいました。全然暗くないですし、笑顔で走り回っている子どもたちからは、たくさんの笑顔がもらえる作品です。どしっとかまえずに、ふらっと観ていただけたら幸いです」(戸田)、「お忙しい中、皆さんありがとうございます!そんな明るいみっちゃんを演じられているかどうかは、映画を観て確認してください!」(大原)と挨拶。続いて、「すごく前向きになれるような、エネルギーが詰まった映画です。今日は短い間ですが、よろしくお願いします。」(佐久間)、「皆で汗をかきながら、一生懸命映画を作りました。楽しんでいただけたらなと思います。」(三浦)、「戦争というものを、記憶から無くしていかないためにも、若い人たちにどんどん伝えていきたいな、と、責任をもってこの作品に取り組ませていただきました」(堀田)とコメント。平松監督は彼女たちの言葉を受け、「今5人の話を聞きながら、なんて頼もしい子たちと仕事ができたんだろうな、と感慨深い気持ちでいっぱいです。この5人の大活躍をみて、楽しんでいっていただければと思います」と想いを伝えた。

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戸田恵梨香、大原櫻子らが登壇!映画『あの日のオルガン』プレミア上映会開催!!(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会   画像 2/5

今回、それぞれが演じた、実在した保母さんを演じたことについて問われると、怒りの乙女と呼ばれながら保母たちのリーダーとして引っ張っていった楓先生を演じた主演の戸田は、「撮影に入る前は、他のキャストさんたちと全然年が離れてないと思っていて、私がリーダーに見えるのかな?と不安だったんですけど、年齢を聞くと皆20代前半で衝撃でした。年齢的に全然リーダーだなと思って(笑)怒りの乙女と呼ばれるキャラクターを演じていますが、普段、ずっとふつふつと自分の中で怒りを持って、何かに戦って挑んでいるということがないので、お芝居で怒りを表現することが非常に難しかったです。誰かと喧嘩をするように、何かを受けたことによって怒りをぶつけることはありましたが、心の中でずっと怒りがある人だったので、今まで経験したことのない怒りに苦戦した覚えがあります。子供たちが元気をくれる存在だったので、本当の保育園みたいな空間で、それぞれが本当の保母さんのようでしたし、すごく豊かな環境でした。」とコメント。

そしてもう一人の主演でありながら、楓とは正反対の天真爛漫でドジっ子なみっちゃん先生を演じたもう一人の主演、大原は、「年齢的にも、顔つき的にも童顔といわれる私が、保母さんって大丈夫かな?と最初は思ったんですけど、台本を読むと光枝は子どもたちと同じ目線に立って、一緒に楽しいことを探していく役だったので、カメラが回っていないときでも常に子どもたちと遊んだり、オルガンを演奏して子どもたちと歌ったり、大変なこともありましたけど、とても楽しかったです。」と、光枝の役を超えながら過ごした子どもたちの撮影を振り返ります。みっちゃん先生の大切な親友であり、お姉さん的存在でもあるよっちゃん先生を演じた佐久間は、「私が演じた役柄は、しっかりしているようでおっちょこちょいな部分があったり、唯一青春をしているような、普通の女の子でした。そんな姿をこの作品の中で表されていればいいなと思います。さくちゃん(大原)自身はすごくしっかりしているし、役柄の上でも、私も支えてもらっていました」と答えると、大原は「映画の関係がそのまま続いているな、と感じていました。撮影が終わった後は、ランチに行ったりね」と、サクサクコンビでもある二人は劇中以外でも親友のように過ごしていたよう。明るく元気いっぱいの力持ちで、諦めない強い心を持つまさこ先生を演じた三浦は、「とにかく声を出して、体を使って、子どもたちと触れ合おうと思っていました。役としてだけではなく、現場でも縁の下の力持ちになれれば、自然と正子さんのキャラクターもでてくるかなと思って撮影に挑みました」と、元気とパワーで皆を陰ながら引っ張る正子先生の役作りについて明かした。

みっちゃん先生の背中を後押しするようなしっかりものの堀田は、「私は終盤から皆さんとご一緒するので、どうにかコミュニケーションをとりたいなと思い、積極的に子どもたちへ声をかけていたら、『今、泣きたいから話しかけないで!』と言われちゃって(笑)小さい役者さんたちのパワーをすごく感じました」と、撮影秘話を語ると、皆クスクスと思い出し笑い。戸田は、「あの子かな~って、ヤッちゃん(笑)私にも、『素直にやったら、泣けた…』って言ってきて、もう女優ですよ!(笑)」と、会場は笑いに包まれました。キャストたちの素晴らしい役の掘り下げ方について平松監督は、「演技はこれから皆さん観て頂いたら納得していただけると思います。この映画はものすごく沢山の子どもたちが出てくるんですが、こういう映画って過去を振り返っても意外と無いんです。私は、演出をしながら子どもたち全員の面倒を見るのは無理だと思い、この5人を含め保母役の皆に頼りました。皆さんが役を演じながら、撮影前後の間まで子どもたちと触れ合い、面倒をしっかり見てくれたおかげで、子どもたちの自然な表情も切り取れました」と、自分たちだけではなく、子どもたちの演技まで上手く引き出してくれたキャストたちへ感謝の意を伝た。

戸田恵梨香、大原櫻子らが登壇!映画『あの日のオルガン』プレミア上映会開催!!(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会   画像 3/5

またキャストたちは保母さんを演じるにあたって、実際の保育園で一日実習を経験したそう。ペアとなった戸田と大原は、「ひたすらに鬼ごっこをしていましたね。こんなに体力がいるんだなって学んだんですけど、先生たちは息が切れることもなく、すごいなと思いました」と、全力で子どもたちへぶつかりながら、保母のイメージを作り上げた。

印象に残っているエピソードについて戸田は、「例のヤッちゃんに、『大女優になりたいです。どうやったら大女優になれますか?』と聞かれて、『私は大女優じゃないから、分かりません。どういう女優さんになりたいの?』って聞いたら、『戸田恵梨香さんと、大原櫻子さんと、』って言われて、子どもなのにすごく気が遣えるんだなとびっくりしました(笑)」と、おませなヤッちゃんとの思い出を振り返ります。大原もヤッちゃんの思い出深いエピソードがあると言い、「撮影がめちゃくちゃ寒い時期だったんですけど、もうカメラが回っていないのに、薄い衣装のままで歩いていて。『寒いから服着たほうがいいよ、温かくして体調管理したほうがいいよ』って声をかけたら、『いい!女優は寒い時にもこういう格好で歩くの!』って言われちゃって(笑)」と明かすと、「反省します!私、寒いとすぐ服着ちゃうから!」と戸田がすぐさまツッコミ、会場は再び大爆笑。役柄を超えて戸田が楓先生に見えた瞬 mbn間について大原が問われると、「戸田さんは現場を常に俯瞰で回りを見られていたんですけど、撮影の後半くらいに子どもたちがすごくふざけちゃって、スタッフさんも優しく諭すんですけど、すぐぐちゃぐちゃになって。全然まとまらないときに、戸田さんが『うるさい!!』って、一言ぴしゃりと言ったんですよね」、と驚きのエピソードが。すると戸田や監督から、「言い方が違うよ、気を付けて」と指摘が入り、「子役さんたちも関西人が沢山いたんですよ。私も関西出身なので釣られてしまって…「うるさいねん!」って初めて怒りました」と、関西弁で戸田自ら再現を!大原はそのときの様子を「みんなしーんとなって、楓さん…!となりましたね」と、懐かしんでいました。

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