2021.09.03 公開

vanify MAYUMI(※提供写真)  画像 1/7

超有名店でのトップスタイリストを経て38歳で自身のお店「vanify」をオープンさせたMAYUMIの美容師を目指したキッカケや大切にしていることを聞いた。

【さらに写真を見る】vanifyのMAYUMI「日々思っているのは、毎日同じような生活でも同じ日は無いということ。」(7枚)


Q.美容師を目指したキッカケを教えてください
もともと大学に行くつもりはなかったんです。そして、何気ない時に親に「手に職をつけなさい」と言われたのがキッカケでやりたいことは何かと考えたとき、「絵描きになるか?美容師になるか?」と迷っていました。絵を描くことが好きで絵本作家になりたかったのですが、絵本作家だと美容師はできない。でも美容師なら絵を描くこともできる、そう思い美容師への道を選ぶことにしました。

短期バイトで美容師をしていた時、そこのオーナーに「センスがあるよ」と褒められたこともあり、単純な私はその気になり本格的にやりたいと思いました(笑)。
自分がいないと成り立たないという仕事がしたかったというのもありましたね。

Q.vanifyをオープンするまでどのように経験を積んできたのですか?
2008年38歳の時にvanifyをオープンしました。
その前は、27歳のときニューヨークで有名な超大型店の美容室が心斎橋にできると知り、応募、選考を通過し働きはじめました。その中でトップスタイリストとなり、数々のファッション誌のヘアメイクやTV出演依頼も多く受けて某有名店のアーティスティックトップチームとして全国をまわる仕事をするという多岐にわたって活動しました。その後、別の新たな店舗ブランドの立ち上げを頼まれ店舗展開の中、サロンワークでも1日に40人以上のお客様を施術するという超多忙な日々を送っていました。
そんなとき、「これからもずっとこのまま進むのか?」とこの先の展開が見えなく不安になり当時のオーナーに相談したところ独立の話が出て、独り立ちすることになりました。

相談して3ヶ月で退社を促されるというスピード展開で、経営の「ケ」の字も知らない状態でした。全く準備もしていないような状況でしたが周りの仲間が助けてくれたり、沢山のお客様が助けてくださったりと何とか無事オープンすることができ、13年経った今でも忙しく続けることができています。

vanifyのMAYUMIにインタビュー「日々思っているのは、毎日同じような生活でも同じ日は無いということ。」vanify MAYUMI(※提供写真)  画像 2/7 vanifyのMAYUMIにインタビュー「日々思っているのは、毎日同じような生活でも同じ日は無いということ。」vanify MAYUMI(※提供写真)  画像 3/7

Q.ご自身が美容師として大切にしていることは何ですか?
常々思っているのは、毎日同じような生活でも同じ日は無いということ。美容師という仕事は華やかに見えるかもしれませんが、現実は毎日が地道な活動で成り立っています。クリエイティブな仕事は輝くための努力が必要です。華やかに見えていたらそれはその準備と努力、またトライ&エラーからの成功かもしれません。そんな中、同じ日は無く常に毎日少しずつ成長してアップデートしているということを意識して、昨日よりも今日、明日とより良いものを提供していくことを意識しています。だから何十年たってもまだまだ新しいデザインを創り続けられていると思います。

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