2021.02.05 公開
OASIS・渡部陽介インタビュー!「夢を与えられたり、影響力のある美容師になりたい」

OASIS 渡部陽介(C)WWSチャンネル  画像 1/5

輪郭や骨格、首の長さは、ほんとんどの美容師が見ると思うんですけど、僕的にはおでこを見ることが多いです。おでこの形や広さで、その人に合わせるデザインが結構変わってきたり、その髪型がその人に合っているかというのを見極める上で、おでこはすごく大事ですね。それで言うと、僕実は“ヘアループ”という特殊技術の特許を持っているんです。ファイバー状の毛をつける、簡単に言うと増毛なんですけど、エクステとは違って生え際とかにつけるタイプの付け毛で、それをつけることによって、人間の顔にある黄金比率に近づけて顔の形を綺麗に見せたり、小顔矯正に繋がることもあって。今まで美容師って、あるものを削るという引き算の考え方が多かったんですよ。それがヘアループは足し算で印象を変えることができるので、技術面としての幅が広がりやすくなったなと想います。東京でもこのヘアループの資格を持っている人は数人しかいなかったり、これ以外にもたくさんの技術が日々出てくるので、美容師は本当に日々勉強ですね。大変ではありますけど、“これができるようになった”というのもどんどん叶うので楽しいです。

―最近のトレンドを教えてください。

今年はマスクをする機会が多かったので、前髪や顔周りのデザインで遊ぶというのが流行ったかなと思います。例えば前髪の内側の色をブリーチで抜いて色を入れたり、マスクをつけて耳に髪をかけた時にちらっと見えるワンポイントとして色を入れたりというのが、今年っぽいものではありますかね。あとは“オルチャンヘア”。韓国の方の髪って結構ハイトーンカラーが多くて、日本では今年リモートワークもあったので、リモートだからできる髪色でハイトーンカラーに挑戦する人もいて、そういう普段よりも髪を楽しめるという意味ではすごく良い流れだったと思います。

美容師としての今後の目標を教えてください。

僕は美容業界に20年近く携わっているのですが、美容業界って暗黙のルールというか、守らないといけないことが良くも悪くもたくさんあって。最近でこそ異業種とも交わるようになってきたと思うんですけど、他の業種と比べると閉鎖的な部分もあるんです。逆に言えばやり方が少し変わるだけで、もっと美容師という職業が広まっていく可能性があるということでもあるので、そういった中で美容業界の常識やルールを良い意味で壊していけるような美容師になりたいと考えています。

OASIS・渡部陽介インタビュー!「夢を与えられたり、影響力のある美容師になりたい」店内写真(※提供画像)  画像 4/5

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※営業時はマスクを着用し感染症対策をとっております。

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