―現在のお客様の層はどういった方が多いのですか?
年齢的には30代が多くて、意外と男性のお客様も多いです。OASISのお客様自体は女性と男性で8:2くらいなんですけど、僕自身は6:4くらいですね。長い方だと、13〜14年くらい担当させていただいている方もいます。得意なスタイルとしては、女性のお客様だと、ショートやボブ、それに合わせたパーマスタイルを手がけるのが好きですし、得意です。男性のお客様で言うと、最近は刈り込むのをトリマーでやってしまう人も多いんですけど、僕はイチからハサミで切るので、そのこだわりは結構強いですね。
―渡部さんが目指すサロン像、美容師像を教えてください。
今はやっぱりどうしてもコロナウイルスだったり、美容師になりたいと思って入ってきてもなかなか続けることができない時代だと思うんです。そういう人たちが安心して働ける、そこにいれば自分の夢が叶えられるという美容室を作っていきたいと思っています。やっぱり美容師になっても、実際は理想と現実が違って辞めちゃう子も多いんです。僕らが美容師を目指していた時ほど、美容師に対して魅力が感じられない時代にもなってきている部分もあるので、そういう意味では美容業界を少しずつ変えて、離職率も0という数字を目指せるようなサロン作りをしていきたいです。個人としては、やっぱり夢を与えられたり、影響力のある美容師になることが目標でもありますし、自分の使命だと思っています。
―美容師として大切にしていることを教えてください。
僕が、美容師として育てていただいた諸先輩方に言われたのは「髪を切るだけではなくて、髪を切った後のことまで考えなさい」ということで。お客様のライフスタイルに携わり、そこに寄り添うことができるのが美容師だと思うので、携わった方の日常を豊かにしていくことができたり、お客様が少しでも幸せになれるようなお手伝いをするということを、常に考えて仕事をしていますね。
―お客様の魅力を引き出すために見るポイントはどこですか?