2021.02.18 公開
稲垣吾郎がルイ16世を処刑した死刑執行人を演じる

「サンソン ールイ16世の首を刎ねた男ー」ビジュアル(※提供写真)  画像 1/2

稲垣吾郎が主演を務める新作舞台「サンソン ールイ16世の首を刎ねた男ー」が、4月から6月にかけて東京、大阪、福岡で上演される。

本作は18世紀のフランスに実在した死刑執行人シャルル=アンリ・サンソンの実話をベースにした物語だ。演出を白井晃、脚本を中島かずき(劇団☆新感線座付作家)、音楽を三宅純が担当。また、ルイ16世は中村橋之助が演じ、橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月、智順、藤田秀世、有川マコト、松澤一之、田山涼成、榎木孝明らが出演陣に名を連ねた。



稲垣吾郎・コメント】
2015年から3度上演した舞台『No.9』に続き、白井晃さん、中島かずきさん、三宅純さんの手掛ける作品に出演できることをとても光栄に思います。
『No.9』で演じたベートーヴェン同様、今回も歴史上に実在した人物、シャルル=アンリ・サンソンを演じます。フランス革命期という激動の時代に、“死刑執行人“という生まれた時から決められた決して抗うことのできない運命を受け入れ、悩みながらもその仕事にプライドを持って生きてきた人物です。どれだけの重圧を背負っていたのか、今はまだ計り知れませんが、これから稽古を通して創りあげていくことで新しい自分と出会えることが楽しみでもあります。歴史の中で苦悩したサンソンの気持ちに寄り添い、伝えていきたいと思っています。
このような時代だからこそ、サンソンを通じて厳しい運命の中でも目を背けずに希望を見出す姿を皆様にお届けできれば嬉しいです。

中村橋之助・コメント】
白井晃さんの演出、中島かずきさんの脚本でこれだけ大きな舞台に出演できるということで自分自身の熱量が上がっていくのを感じています。そして、子供の頃から「テレビの向こう側の人」として拝見していた稲垣さんとご一緒できることがとても嬉しいです。
僕の演じるルイ16世はフランス革命期に王位を継承し、最後は死罪となる人物。
白井さんの演出で彼の運命がどのように彩られるのか、そしてそれを演じることを楽しみにしています。自分ならではのルイ16世を演じたいと思っています。

【白井晃・コメント】
死刑執行人でありながら死刑廃止論者だったという孤高の人物を通して、稲垣吾郎さんと共に再び新作を創れる喜びでいっぱいです。18世紀末のパリに生きたシャルル=アンリ・サンソンの苦悩は、激動の社会で生きる今の私たちと結びつくものが多いと感じています。歴史の闇で、あまり知られることのなかった彼の人生は、この先、私たちが向かうべき指針を与えてくれるようにも思います。私たちの心の平穏はどこにあるのか。そんなことに想いを馳せながら作品創りができたらと考えています。

【中島かずき・コメント】
のちにギロチンと呼ばれることになる断頭台は、実は人道的で人民に平等な死刑を目指して作られた。しかしそれが結果的に恐怖政治の象徴になってしまう。
人のためによかれと思って作られたものが、結果的に人の脅威になる。それは現代にも通じる問題だ。
愚直に誠実にパリの死刑執行人を勤め上げたシャルル=アンリ・サンソンという男の人生をたどることで、人はその皮肉とどう対峙できるかを描くことに挑戦してみたい。

稲垣吾郎がルイ16世を処刑した死刑執行人を演じる「サンソン ールイ16世の首を刎ねた男ー」出演者(※提供写真)  画像 2/2

【公演概要】
タイトル
サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-

出演
稲垣吾郎中村橋之助
橋本 淳 牧島 輝 落合モトキ 藤原季節 清水葉月
智順 藤田秀世 有川マコト 松澤一之
田山涼成 / 榎木孝明

演出 白井 晃
脚本 中島かずき(劇団☆新感線)
音楽 三宅 純

原作:安達正勝『死刑執行人サンソン』(集英社新書刊)

公演日程・会場
【東京公演】2021年4月23日(金) ~ 5月9日(日)東京建物Brillia HALL
【大阪公演】2021年5月21日(金) ~ 5月24日(月)オリックス劇場
【福岡公演】2021年6月11日(金) ~ 6月13日(日)久留米シティプラザ

チケット料金:S席 13,500円  A席 10,000円

チケット一般発売日:東京公演 3月20日(土)10:00 大阪・福岡公演 4月17日(土)10:00

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