2020.03.10 公開
糸奇はな、自身初となる個展「輪郭」を開催

糸奇はな  画像 1/1

2020年4月2日(木)より4月5日(日)まで、東京都杉並区阿佐ヶ谷にあるギャラリー「VOID」で、奇才を放つアーティスト“糸奇はな”が、初めての個展「輪郭」を開催する。
これまでメディアをはじめ自身のSNSでも姿を明かすことはなく、音楽活動をはじめ、ゲーム創作、イラスト、版画、刺繍などの創作活動からモールス信号まで、様々な手法で独自の世界を発信してきた彼女。そんな彼女が開催する初めての個展となる。今回のために書き下ろした大掛かりなイラスト「ぼくの輪郭を 知って。」を中心に、これまで手掛けてきたイラストや絵画も展示し、彼女の世界観を多角的に表現。また展示だけでなく鍵盤楽器「メロトロン」の即興演奏など、その場限りの音楽表現もするという。

普段のライブでは、幾何学模様など幻想的な映像を映した‘紗幕’にステージが覆われているため、なかなかその姿を見ることは出来ないが、本個展では、本人が居る時間は直接コミュニケーションを取れることになる。

「『存在する』と信じれば、例え不在でも、それは『存在する』ことになる。」という彼女。
本個展の主軸となる作品「ぼくの輪郭を 知って。」をはじめ、糸奇はなが放つメッセージや創作物は、来場者に何を感じさせるだろうか。


糸奇はな・コメント】
「自分が今ここにいない人を想うとき。また、今そばにいるのは自分なのに、認識されずここにいない誰かを想われているとき。それでも触れることができるのは、「今ここにいる」者達だけ。
相手は自分でないこと、決してわかりあえないことを示す絶対的な境界《輪郭》等を通して、「確かめる方法の無い、信じられるかどうかのもの」の儚さや力を表現したいです。」


【新作イラスト「ぼくの輪郭を 知って。」について】
「架空の物語や世界、人物は「現実に、そこにない、触れられない」ものでありがらも、誰もがそれなくしては生きていけないものだと思います。それを信じる力やそれが与えてくれる力は、時に現実にあるものを大きく上回ることもあります。
自分が十年以上ずっと心に抱き共に生きてきた人物達から つい先月生まれた人物たちまで、そして彼らにとって大切なモチーフの数々を心を込めて描きました。
また、彼らのいた「輪郭だけ」の絵も描きました。「在」の絵があるからこその、その誰もいない絵にも何か感じていただけたら、と思います。」


【開催概要】
糸奇はな 個展「輪郭」
2020年4月2日(木)-4月5日(日)
開催時間 15:00-20:00(金・土は21:00、日は19:00まで)/入場無料

関連タグ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします
【あなたにオススメ記事】

関連記事