鳴り止まないアンコールの手拍子の中、まずは小さな赤いシルクハットをかぶった本城と、サンタコスプレをした橘高が登場。
「2015年、みんなとってもいい子にしてたから、お菓子あげまーす!」
橘高サンタが背中の袋からたくさんのお菓子を客席に放り投げる大サービス。
そして再び特攻服を着た大槻と内田 が登場。サンタ姿の橘高をしげしげと眺めた内田が「ロックなサンタってことですか?」客席からは「カワイイー」との歓声。
そんなやりとりから始まったアンコールの1曲目は「オレもじーさんになったらそんな気持ちになるのかな?って最近つくづく思うんだよね」と言いながら始まった『じーさんはいい塩梅』。
メンバー全員でピースフルに歌い上げると、サポートメンバーのエディと長谷川もステージに再登場。
橘高はサンタコスプレをオーディエンスに向かって脱ぎ捨てプレゼントのサービス!
「2015年!ラスト1曲、我々がどんな曲をチョイスしたのか?まさかのこの曲にしましたよ!」と、文字通りまさかの選曲『日本の米』。「米!米!米!米!」の大合唱で会場が一体となった。
「みんなが"違うんじゃねーか?"って顔してるのがわかるぜー!だからもう一曲、これだー!」アンコールのラストは、これまた昔ながらのファンにはたまらない『サンフランシスコ』。リキッドルームの床と壁がうねるほどの強烈な爆音とオーディエンスのシャウトで、2015年のラストに相応しいライブは幕を閉じた。
2015年の筋少ライブはこれで締めくくられたが、ステージ上でメンバーが何度も口にしていたことがある。それは「来年も期待していてくれ」というメッセージ。2015年もコラボ、アニメ主題歌、CDシングル、アルバム、LIVE DVDのリリース、そしてツアーと充実の一年の筋肉少女帯だが、すでに次のライブの告知もされており、2016年の彼らにもますます期待が持てそうだ。
(取材/文:大坂晃典・写真:齋藤明)
筋肉少女帯@LIQUIDROOM
セットリスト:
M1.イワンのばか
M2.日本印度化計画
M3.混ぜるな危険
M4.孤島の鬼
M5.恋の蜜蜂飛行
M6.地獄のアロハ
M7.踊るダメ人間
M8.新人バンドのテーマ
M9.冬の風鈴
M10.北極星の二人(Vo.内田)
M11.おわかりいただけただろうか(Vo.橘高)
M12.LIVE HOUSE(Vo.本城)
M13.これでいいのだ
M14.カーネーション・リインカネーション
M15.暴いておやりよドルバッキー(シングルVer.)
EN1.じーさんはいい塩梅
EN2.日本の米
EN3.サンフランシスコ
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