2016.01.09 公開
そして「2015年を代表するナンバーだぜー」と始まったのが『地獄のアロハ』。
筋少と同じく80年代から活動を続けているカルトバンド人間椅子とのコラボ曲だ。
この曲を橘高、内田、本城聡章(Gu)の筋少メンバーが次々にヴォーカルをとって歌う中、手持ち無沙汰な大槻はステージ袖からパイプを引っ張りだし、ステージのあちこちに置いては座りを繰り返し、橘高・本城・内田のパフォーマンスをしげしげと眺め、オーディエンスの笑いを誘う。
続いてのナンバーは筋少ライブで最も盛り上がるナンバーと言っても過言ではない『踊るダメ人間』。
橘高と本城のWギターが吠え、エディのキーボードが唸る中、大槻は特攻服を新たに着替え直して再登場。
曲のラストは橘高も腕をクロスしてダメジャンプ!見事にオーディエンスとステージが一体化した。
ここでメンバー紹介をしつつ、今年1年を振り返るMCタイム。
この1年、筋少は実にアグレッシブに活動しており、ワンマンライブはもちろん多くのフェスにも出演。
人間椅子とのコラボシングルのリリースと対バ ンライブ、さらに2年続いてのニューアルバムリリースに、アルバムツアーの開催。
今回の会場である恵比寿リキッドルームには10月からマンスリーで登場しているというから驚きだ。
「いつでも新人!」の掛け声とともに『新人バンドのテーマ』がスタート。
さらに「バンドで演るの初めてかも」と、本城のギターと大槻のヴォーカルで『冬の風鈴』を披露。
次第にエディこと三柴理(Key)のシンセ、そしてサポートメンバー長谷川浩二のドラムが融合し、後半からは橘高と内田も含む全メンバーで分厚いサウンドが構成されていく。
曲そのものの切なさはもちろん、90年代中盤に発表された曲の懐かしさが筋少ファンの胸を熱く打つ。
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