2016.04.18 公開
PHOTO BY ほりたよしか4月17日、東京・EX THEATER ROPPONGIにて、〈続・怪談 そして死とエロス〉と銘打たれた人間椅子のワンマンライヴが催された。3月19日に東京・赤坂BLITZにてフィナーレを迎えた全国ツアー〈怪談 そして死とエロス~リリース記 ...

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先頃の全国ツアーで浸透した「恐怖の大王」や「芳一受難」の盛り上がりも凄まじく、『怪談そして死とエロス』という名盤の魅力を再訪した気分になる。ナカジマがヴォーカルをとる「超能力があったなら」を皮切りに、「膿物語」や「雪女」など、終盤も汗が噴き出すへヴィ・チューンで畳みかける彼ら。

 

【ライブレポート】人間椅子がワンマンライブ『続・怪談 そして死とエロス』で初の海外公演となるロシアでのイベント出演を発表!  画像 4/10PHOTO BY ほりたよしか


本編の最後には、お馴染みの「針の山」が炸裂し、場内の興奮は頂点に達した。

だが、この熱気がここで終わるはずはなく、お待ちかねのアンコールへ突入。目の前で不気味な列車が動き出すかのような「幽霊列車」、既に定番曲となった感のあるド迫力の「地獄の球宴」が立て続けに披露され、観客は狂喜乱舞。ダークで幻想的な歌詞と病みつきになるへヴィネスが同居する人間椅子のサウンドは、今宵も酔い心地抜群だ。

 

【ライブレポート】人間椅子がワンマンライブ『続・怪談 そして死とエロス』で初の海外公演となるロシアでのイベント出演を発表!  画像 5/10PHOTO BY ほりたよしか


二度目のアンコールに応えて再登場する彼ら。ここで和嶋の口から嬉しいニュースが伝えられる。

「5月に我々はロシアに行ってまいります!モスクワで行われる〈RAMF 2016〉という、アジアのアーティストを呼んで異文化交流をするというイベントです!」人間椅子初の海外公演の報せを聞き、喜びに浸るオーディエンス

さらに、6月末から7月初めにかけて夏のツアーを開催することが発表され、観客は夢心地に。最後の一曲「どっとはらい」のグルーヴを満喫するうちに、時計は午後7時半近くを指していた。人間椅子の奥深い世界を知る、贅沢な追加公演。彼らの今後の活躍が楽しみでならない。


【ライブレポート】人間椅子がワンマンライブ『続・怪談 そして死とエロス』で初の海外公演となるロシアでのイベント出演を発表!  画像 6/10PHOTO BY ほりたよしか

 

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