2017.12.30 公開
【ライブレポート】尾崎裕哉、ワンマン弾き語りツアーでヒット曲『Glory Days』ほかカバー含む全20曲熱唱!若旦那もゲスト出演!

尾崎裕哉 弾き語りツアー「One Man Stand」  画像 1/7

椅子と譜面台とマイク。サイドテーブルの上にはちょこんと小さなクリスマスツリーが置かれている。それ以外は何もないステージ。ワンマンライブをなぜ1人でやろうと思ったのか。「一つは、武者修行。ギター1本でどこまでできるのか。実力はどんなものなのか。」という思いからだと言う。

 

「やぁ、みなさん。人多っ!」軽くギターを鳴らしライブの始まりを告げた。「クリスマスも近いので」と前置きし、稲垣潤一の『クリスマスキャロルの頃には』をカバー。会場全体に順調にギターの音が響いていたのだが、「弦切れちゃった、今。しょっぱなから!」と曲を中断することに。弦を張り替え、ステージに戻ると「じゃあ、もう一度。」とニッコリ。ハプニングに見舞われながらも、起こった事象全てを楽しんでいるかのようだった。

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「ちょうど1年前のこの季節に作った曲」だという『愛か恋なんて(どうでもいいや)』。続けて、『始まりの街』を優しさたっぷりに届けた。「弾き語りならではの、一緒に歌うのがやりたい。(2017年)最後ですから、喉潰すくらいの感じできて。」との提案で、「wow」「yeah」のコール&レスポンスを行ない、『君と見た通り雨』を披露。会場は熱気でいっぱい。くしゃっとさせた前髪に隠れた尾崎の額に、うっすら汗が光る。『シアワセカイ』では、ギターを掻き鳴らし、弾き語りを存分に楽しんでいる様子だった。さらに、「高校を卒業する時に書いた曲。完成したのは2年後。」という『Moonlight』。高音域が続くサビの艶やかな歌声に、会場はメロメロだ。

事前のリクエストが多かった曲を披露するコーナーでは、高校生の時に聴いていた曲などを披露。また「クリスマスなので(ステージ上には)見えないけど、暖炉があると思って。」と、自身のアメリカ生活でのクリスマスを思い出しながらコメントし、英語詞のNat King Cole『The Christmas Song』をさらりと歌いこなした。ゆっくりとギターが終わり、『Merry Christmas』と甘く会場へ届けた。

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ここで、”相方”としてステージに呼び込んだのは、若旦那若旦那は尾崎について「まるで弟のような、兄のような」とコメントし、仲の良さをうかがわせた。冒頭、弦が切れ、尾崎がステージ不在の間をつないだのは、若旦那だ。「じゃあ、俺もクリスマスソングを。」と、山下達郎の『クリスマス・イブ』をさらりと歌い、また、自身の楽曲『純恋歌』を会場と一緒に口ずさんだ。男気溢れる即興的な対応で沸かせたのだった。

2人は、一緒に楽曲制作に挑んだ『ハル ~feat.Hiroya Ozaki~』を披露。そして、「もう1曲作ってみようかと作ったが、すごく暗い歌になった」と尾崎。若旦那は「歌舞伎町で働いている女の子の話。新宿を行き交う悲しい影を背負っている人・それでも頑張って生きている人の歌。素敵なメロディーと素敵な歌詞を与えることによって、人生が一瞬でも明るくなれば。」と語った。2人からのメッセージソングが会場に轟いた。

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この日は金曜日。「肩こりを揉みほぐしてくれる曲」とユーモアあるトークを展開し、『サムデイ・スマイル』をセレクト。トランペットの音を唇で再現するなど、多才ぶりを発揮。劇場版アニメ「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1」の主題歌になった『Glory Days』は、会場も一緒に歌い盛り上がった。「ずっとこの終わり方をしたいと思っていました。『音楽が終わる頃』という曲です。週末の曲です。ぜひ土日に思い出してください。」ゆったりしたテンポが心地良く、高音が続くサビでは、セクシーなハスキーボイスがたまらない。

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「裕哉コール」を受けて、アンコールへ。用意してきた曲の中から会場で選ばれた1曲を、というはずが「両方やりますよ。欲しがるね〜。」とニヤリと笑い、父・尾崎豊の『Forget-me-not』『ダンスホール』の2曲披露した。最後は、自身の『With You』。まどろむ金色ライトで始まり、サビは会場も照らし出す眩しさを体感した会場は、尾崎の力強く歌う姿に最後まで釘付けだった。

「今年のツアーの力をそのまま来年にぶつけたいと思います。今、レコーディングや制作をしているので、パワーアップした2018年にしたいと思っています。」と2018年の抱負を語った。最後は「良いお年を~!」と、両手を大きく振り、会場へ感謝の気持ちを表した。

(取材/文:村松美紀)

 

弾き語りツアー「One Man Stand」

尾崎裕哉 セットリスト

M1. クリスマスキャロルの頃には

M2. 愛か恋なんて(どうでもいいや)

M3. 始まりの街

M4. 君と見た通り雨

M5. 粉雪

M6. シアワセカイ

M7. 歌うたいのバラッド

M8. Moonlight

M9. The Christmas Song

M10. リクエスト曲

M11. リクエスト曲

M12. リクエスト曲

M13. ハル(w/若旦那

M14. 新宿の唄(仮タイトル)(w/若旦那

M15. サムデイ・スマイル

M16. Glory Days

M17. 音楽が終わる頃

 

アンコール

EN1. Forget-me-not

EN2. ダンスホール

EN3. With You

 

 

<春ツアー2018>
2018/5/14(月) 東京・LIQUID ROOM
2018/5/15(火) 東京・LIQUID ROOM
2018/5/17(木) 名古屋・ボトムライン
2018/5/25(金) 大阪・BIG CAT
※全公演、開場18:15、開演19:00となります。

▽チケット料金
◼︎スタンディング(一般) ¥5,400(税込)
◼︎スタンディング(学割) ¥3,000(税込)
年齢制限:未就学児入場不可
枚数制限:4枚
※入場時に別途ドリンク代が必要となります。
※学割チケットは入場時に有効な学生証の提示が必要となります。
※整理番号順のご入場となります。

 

尾崎裕哉<春ツアー2018>

▽オフィシャル先行受付
2017/12/22(金) 21:00~2018/2/28(水) 23:59 ※先着順
http://r.y-tickets.jp/ozakihiroya1801_hp

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