2016.02.27 公開
ORANGE RANGEのふり幅の広さを感じさせられた。ラウドながら疾走感がある「チェスト」の後は、ラストナンバー「キリキリマイ」。
神々しい照明の中、メンバー5人全員がドラムに向き合って、一体となり音が鳴らされていく。その光景は、神聖なるロック儀式を観ているようだった。
そして、5人はステージ前方で横並びになって、より一体になって音を鳴らし、叫んでいく。圧が…力が…増していく…、圧倒的な音を体現してくれた。
メンバーが去った後も、NAOTOのギターの残響音が誰もいないステージで存在感を見せつける。
アンコールでは、興奮を掻き立てるフラメンコのようなギターフレーズから、「お願いセニョリータ」へ。
アンコール2曲目は04Limited Sazabysとコラボする事が告げられ、RYO-TAとHIROKAZのギターとKOUHEIのドラムがセッティングされる。GENを加えた4MCで「イケナイ太陽」を披露。
9人がジャンルやキャリアを超えて、共に音を楽しんでいる姿は観ていて清々しい。HIROKIが最後に「また、この2組で『LIVE HOLIC vol.7』でお逢いしましょう!」と笑っていたが、もし次やるなら、今夜とは違う化学反応が観れるだろうと期待してしまう魅力的な組み合わせだった。
Text by 鈴木淳史
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