2011年より毎年開催されているテレビ朝日主催の音楽ライブイベント、テレビ朝日ドリームフェスティバル（通称：ドリフェス）が幕張メッセ国際展示場ホールにて開催された。台風19号の影響により、2日目からの開催となったものの、ラストを飾る14日（祝・月）は予定通り開幕。日本を代表するガールズバンドSCANDALのライブレポートをお届けする。

ドリフェス最終日のトップバッターを飾るのはSCANDAL。真っ赤なライトを浴びながら登場したのは、ストライプやアニマル柄、スパンコールなど、それぞれの個性に合わせたファッションを身に纏ったHARUNA（Vo & Gt）、MAMI（Gt &Vo）、TOMOMI（Bas &Vo）、RINA（Drs &Vo）。昨年よりプライベートレーベル「her」を始動させ、その第一弾シングルとなる「マスターピース」からのお披露目となった。

続く2曲目は、少し遡った2010年リリースの「瞬間センチメンタル」。アニメ・鋼の錬金術師のエンディングテーマにもなった話題の楽曲を力強く歌い上げると「ドリフェスー！」「お手を拝借!!」とHARUNAが煽り、3曲目に突入。ストレートでカッコいいガールズロックを体現する「STANDARD」では、「暴れていこうよ！」とMAMIの叫びとともにアグレッシブなサウンドを披露した。

SCANDAL ©テレビ朝日ドリームフェスティバル2019 / 写真：岸田哲平  画像 2/4

「名前を呼んでくれてありがとうございます！ドリフェス3年ぶりに呼んでもらいました！はじめましての人が多いと思うんですけど、アルバム曲からドンドンドン！とやりましたけど！ワンマンライブのような感覚でやりたいと思います！」

台風の影響はあったものの、貴重な3連休最終日。メンバーを代表して、集まってくれたオーディエンスのために最高の1日にしたいとHARUNAが叫ぶと暖かい声援が贈られた。

そしてここからはガールズバンドの本領発揮！2012年にリリースされ、テレビ東京系アニメ「BLEACH」のオープニングテーマで起用された「HARUKAZE」を爽やかに歌い上げ、今年8月にデジタルシングルとしてリリースされた「Fuzzy」を熱唱。共感できる歌詞と女性から支持され、SNS上で話題となった等身大の恋愛ソングは、切なくも疾走感のあるメロディーが印象的だ。

「テイクミーアウト」を歌い上げたところで「最後は思いっきり踊ってもらえたらと思います！みんな準備はいいですか!?」とオーディエンスに呼び掛け、最後の曲となる「SCANDAL BABY」が流れ始める。ミドルテンポでリズミックに歌うHARUNAのそばにMAMIとTOMOMIが寄り添い、アゴをHARUNAの肩にのせて笑い合う仲良しっぷりに場内も和やかな空気に包まれた。思わず笑顔がこみ上げてくる、そんなハッピーライブで次のアーティストへとバトンを渡した。

SCANDAL ©テレビ朝日ドリームフェスティバル2019 / 写真：岸田哲平  画像 3/4

昨年よりプライベートレーベル「her」を始動させ、11月には対バンツアー「SCANDAL TOUR 2019“SCANDALの対バンツアー”」の開催を予定しているSCANDAL。カッコかわいいガールズバンドの魅力は要チェックだ。

テレビ朝日ドリームフェスティバル2019
SCANDAL セットリスト：
M1. マスターピース
M2. 瞬間センチメンタル
M3. STANDARD
M4.HARUKAZE
M5. Fuzzy
M6. テイクミーアウト
M7. SCANDAL BABY

SCANDAL ©テレビ朝日ドリームフェスティバル2019 / 写真：岸田哲平  画像 4/4