この日、キュウソは3つあるステージの向かって右のUESHIMA STAGEで演奏していたのだが、この曲が始まった途端、ヨコタが突然センターステージまでダッシュ。
ベースのカワクボとギターのオカザワもステージ前方に飛び出してオーディエンスを盛り上げる。すると今まで彼らがいたスペースに脚立がセットされ、あっという間に黒幕に覆われた。
曲が続く中、ここで一体何が用意されているのだろうか…
そして突然の沈黙。
「世の中にはヤンキーを超える存在というものがあります」
ヤマサキの声とともに例の黒幕が降ろされると、そこには真っ赤なロングドレス姿の和田アキ子いや、和田アキ子風の服装に身を包んだヤマサキが!
脚立の上から下まで数メートルも長く広がったロングドレスで脚立の頂点に立つヤマサキは、『あの鐘を鳴らすのはあなた』をモノマネで熱唱。もちろん会場は爆笑の渦だ。
歌い終わったヤマサキが真っ赤なドレスのまま、颯爽と脚立を降りると『DQNなりたい~』の続きが演奏される。
「ヤンキーが恐いやつー!全員手を挙げろー!」
そしてキュウソのライブでは恒例の「ヤンキー!恐ーい!」の大合唱が始まった。これぞキュウソのライブの醍醐味。しかもヤンキーの本場で「ヤンキー!恐ーい!」の大合唱!
続いては「テキトーに皆さんの願いを叶えたいので、みなさん自分の夢を思い浮かべてください」というヤマサキ流のあおり方で始まった『お願いシェンロン』。
サビで"かめはめ波"を出すのがウリの曲だが、今回は曲間に知る人ぞ知る嶋大輔のデビュー曲『男の勲章』のフレーズを無理矢理入れ込むシーンも。
間奏になると、ヤマサキはいったんステージ袖に引っ込み、大きく「筋斗雲」と書かれた板を手にして再び登場。
そのまま走ってステージを降りると、最前列のオーディエンスたちの頭上で支えてもらいながら、サーフボードで波乗りをするかのように"筋斗雲"の上に立ち上げる。