2019.09.02 公開
【ライブレポート】超特急、DiSH//、M!LKら集結!年に一度のEBiDAN集結に2万人が熱狂

『EBiDAN THE LIVE 2019 〜Summer Party〜』Photo by 笹森健一、小坂茂雄、草間智博  画像 1/11

芸能事務所「スターダスト」に所属する若手男性俳優集団(通称:EBiDAN)による年に一度の大集結ライブ『EBiDAN THE LIVE 2019 〜Summer Party〜』が8月28日(水)・29日(木)の2日間、幕張メッセにて行われ、超特急DISH//、PRIZMAX、M!LKSUPER★DRAGONなどEBiDANの人気ユニットが一同に集結。彼らのライブを楽しもうと、両日で20,000人のファンが詰めかけた。

EBiDANといえばイケメン揃いのユニット揃いでもあるが、最も注目をしたいポイントは各ユニットともに独特な世界観とユニークな音楽性やダンス・パフォーマンスなどにある。そうしたユニットが一同に会する今回のライブはEBiDANメンバーファンはもちろん、様々な音楽やパフォーマンスを楽しむことができる贅沢なイベントとなった。

今回は1日目(28日)に行われたライブの模様をお届けしていきたい。


【ライブレポート】超特急、DiSH//、M!LKら集結!年に一度のEBiDAN集結に2万人が熱狂『EBiDAN THE LIVE 2019 〜Summer Party〜』Photo by 笹森健一、小坂茂雄、草間智博  画像 2/11


【ライブレポート】超特急、DiSH//、M!LKら集結!年に一度のEBiDAN集結に2万人が熱狂『EBiDAN THE LIVE 2019 〜Summer Party〜』Photo by 笹森健一、小坂茂雄、草間智博  画像 3/11
1組目に登場したのはSUPER★DRAGON
ヘヴィロック、ラップ、ダンス、ヒューマンビートボックスなど様々な要素をミクスチャーしたダンスボーカルユニットで、EDMをベースにクラブのような音楽からロックテイストまで幅広い楽曲を歌唱とダンスで表現。
ハードで尖ったような鋭さを感じる音楽性と世界観は他のダンスボーカルグループには見られない唯一無二の魅力を放っている。

そんなスパドラは「Don’t Let Me Down」「Strike Up The Band」の2曲を披露。
いずれもEDMをベースに重低音を会場に響かせ、時にメロウに、時にセクシーに、時にハイテンションなクラブフロアのように、観客たちを翻弄し続けながら、テンションとボルテージを冒頭から一気に引き上げた。

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続けて2組目に登場したのはさくらしめじ。
彪我と雅功の2人からなるフォークデュオのさくらしめじは、当初ギターでほんわかした世界観を歌いあげていたものの、様々なアーティストとの共演やコラボ、全国を回る武者修行などを経て音楽性の幅を広げ、現在ではロックやバンドなど様々な要素をミクスチャーしたフォークデュオとして音楽好きリスナーからも一目置かれる存在となっている。
今年5月には2年連続となる日比谷野外音楽堂でのワンマンライブも成功させている。

これまでの攻めの雰囲気から一転、静かにスポットライトが当たる中で、未発表の楽曲を1曲目に選んだ。
優しく心に響くメロディながら、力強く伸びのあるヴォーカルで一気に会場の空気を塗り替えたかと思えば、2曲目はさくらしめじらしい疾走感のあるフォークポップである「先に言うね」を披露。ニコニコと笑顔で一生懸命会場の観客を盛り上げる姿が印象的だった。

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3組目に登場したのはONE N‘ ONLY。
ビルボードで1位を獲得した事もある昨今のグローバルなトレンドを取り入れたダンスボーカルパフォーマンスで海外も含めて急速に注目を集めているグループだ。
さくらしめじのステージから一転、赤と黒のライトが支配するステージに黒の衣装で登場したONE N‘ ONLY。
彼らが大きな注目を集める事となった「Dark Knight」では、ハードなEDMサウンドに乗せ、激しく攻めるようなダンスとヴォーカルパフォーマンスを見せる中、TETTAの伸びやかで美しい高音が時折スパイスとなりカッコよさと時折光る美しさが混在したステージを見せる。

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続けて登場したのは「原因は自分にある」。
今年7月にデビューし、8月に現在の名前に改名した彼らはスーツ姿で登場。
改名後発売となる1stシングル「原因は自分にある」は、ピアノサウンドなどをスパイスとしながら「承認して」など等身大な気持ちを吐き出すような歌詞を、スピード感のある激しいダンスボーカルに乗せて歌いあげていく。
グループ名も含め、キラキラしたところだけではない、新しくフレッシュな魅力を持ったダンスボーカルグループだ。

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その後はPRIZMAX。
冒頭から全力ダッシュで中央ステージに駆け寄って登場。
今年に入って3名の新メンバーを迎えたPRIZMAXは、欧米を中心としたトレンドのポップやダンスボーカルのトレンドを感じさせる楽曲を、これまで以上の気迫と気合を感じさせるパフォーマンスをステージで披露し、後輩ユニットに負けないといわんばかりの力強さを見せてくれた。
また20代後半のメンバーも多いことから、他のユニットにはないセクシーさがにじみ出るようなパフォーマンスを時折見せる事もあり、観客をドキッとさせる一幕も度々見られた。

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その後はこのライブでおなじみの“シャッフルユニット”。
今回は超特急カイ、M!LK 板垣瑞生・曽野舜太、ONE N‘ ONLY NAOYAらで結成された“コンビニ★ドラゴン”がSUPER★DRAGONの「Monster!」を披露。

今回は普段の姿からは想像ができないメンバーが多く選ばれており、ジャンのパートを担当したカイは、がなるような声でハードなラップを披露、瑞生も普段の姿からは想像ができない低く太い声でシャウトをする姿を見せ、さくらしめじの彪我は「キス」と歌詞を歌う際に悩まし気な目線と共に挑発するような仕草を行い、観客は終始驚きの反応を見せ、大歓声が響いていた。

続けて登場したのは萌特急という超特急のシャッフルユニット。
DISH// 橘 柊生、SUPER★DRAGON ジャン、ONE N‘ ONLY EIKUらで結成され、衣装も超特急の衣装を着用。
披露したのは「Kiss Me Baby」で、歌詞の中で何度もカメラ目線でウインクなど観客を挑発するような仕草と歌詞を繰り返し、それが行われるたび会場では大きな悲鳴に近い歓声が起こり、大きな盛り上がりを見せていた。
ラストは名前にちなみ、手でハートマークを作りながら「萌特急でした!」と締めくくり会場を後にし、さらに大きな歓声をさらっていった。

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そして、再びユニットのライブに戻り、登場したのはDISH//

1人1人、ステージに登場したのち、メンバー自身による生バンドの音が激しく、力強く響き出すと途端に会場は途端にロックバンドのライブ会場へと空気が塗り替わりだした。手を高く挙げてDISH//と客席がライブを楽しむ様子は、もはやワンマンライブそのもの。パフォーマンスや会場の巻き込み方含め、武道館アーティストに相応しい堂々たる圧巻のステージを披露してくれた。

DISH//はドラマ主題歌にもなった「僕たちがやりました」など4曲を披露。メンバーによる力強くも迫力のある生バンド演奏と、ヴォーカル・北村匠海の激しいシャウトを受け、会場は一気にロックバンドのライブ会場へと変貌。

絶妙なグルーヴ感とリズム感、ヒリヒリと熱を帯びたバンドサウンドにのせて、北村匠海の激しくも伸びやかなヴォーカル。そこから生まれるのは圧倒的なエネルギーで、DISH//ファン、そして他ユニットのファンまでも否応なくそのエネルギーを受けて大きな盛り上がりの渦を作り上げていく。


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続けて登場したのはM!LK
わちゃわちゃ楽しそうに盛り上がりを見せ、ハイテンションで1曲目「テルネロファイター」を披露。
その後もメンバー同士でじゃれあったり、肩を組んだり、M!LKらしく自由に、楽しそうにわちゃわちゃとステージを楽しむ姿を見せる。

MCでは新たなメンバーカラーを紹介しながら、時にメンバーのMCに突っ込みを入れ合ったりしながらも、進行していく。
2020年4月春ツアーが決定した事をこの日初告知をしつつ、最新シングル「かすかに、君だった。」を披露。夏らしくも切なさを感じるラブソングを表現力たっぷりに歌い上げた。



ラストに登場したの超特急
メンバー紹介の動画の後、ゆっくりとステージがせり上がり登場したメンバーたちは、存在感と迫力たっぷり。
EBiDANのユニットの中でも特に勢いのある活躍を見せる超特急だからこそ感じるものだろう。

そんな超特急は「Booster」などひたすらかっこいい楽曲から、「超えてアバンチュール」など超特急らしさの1つである変顔や面白いダンスや仕草が特徴的な楽曲などを披露。そうした中、合間にはヘドバンをさせて観客のテンションを上げたり、「みんなで1つになろうぜ!」と観客と心を合わせ、ペンライトを使ってウェーブを作るなどして一体感を作り出す事も忘れない。

また超特急らしいチームワークの良さも時折垣間見え、絶妙な掛け合いやアドリブなども連発。「超えてアバンチュール」でリョウガが1人のメンバーをランダムに選ぶ場面では、乙女な仕草をしながらユーキを選び、選ばれたユーキはなぜか会場に向かって真顔で“かめはめ波”を放つ姿を見せていた。

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ラストは出演全ユニットによる「恋のDing Dong」など4曲をメドレーで披露。
ダンスバトルなども挟み、EBiDANメンバーによるコラボレーションをたっぷりと楽しみながら、この日のライブは大円満を迎え、幕を下ろした。

昨今個人でも様々な活躍を見せているEBiDANメンバーだが、個々のユニットの活動もかなり切磋琢磨を重ね、それぞれがクオリティの高いパフォーマンスを見せており、音楽好きリスナーからも一目を置かれているグループも多い。

個人としても、ユニットとしても大きな注目を集めているEBiDANを一気に楽しめる今回のようなイベントは、今後ますます希少価値が高くなっていくだろう。
今後の彼らの活躍からも、引き続き目が離せなそうだ。


(取材・文:佐藤 早雪)

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