2019.08.16 公開
【ライブレポート】エレファントカシマシが、GRASS STAGEで熱いエールを送る全10曲を披露!<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019>

エレファントカシマシ(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019)  画像 1/7

8月3日(土)・8月4日(日)・8月10日(土)・8月11日(日・祝)・8月12日(月・振休)の5日間、茨城県国営ひたち海浜公園で国内最大の野外音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」が開催された。

12日、舞台袖から静かに登場する宮本をはじめとするエレファントカシマシのメンバーがスクリーンに映し出されると、大歓声に包まれるGRASS STAGE。キーボードには蔦谷好位置、ギターにヒラマミキオを携え、万全の布陣でのステージだ。

【ライブレポート】エレファントカシマシが、GRASS STAGEで熱いエールを送る全10曲を披露!<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019>エレファントカシマシ(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019)  画像 2/7

「ようこそエビバディ!よろしくエビバディ!」の挨拶からオープニングを飾ったのは『ズレてる方がいい』。曲の冒頭から"ああ 仮初の夢でもないよりはましさ"と、エレカシ節全開のロックチューン。歌い終え、風に吹かれて遠くを見つめる宮本には大きな拍手が送られた。続いて宮本のカウントから始まったのは、日本のロックシーンに残る名曲『悲しみの果て』。精一杯力強く歌われた『ズレてる方がいい』とは一変、優しく力強い歌声で一言一言を丁寧にリスナーへと届ける。

【ライブレポート】エレファントカシマシが、GRASS STAGEで熱いエールを送る全10曲を披露!<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019>エレファントカシマシ(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019)  画像 3/7

その後宮本は「みんな良い顔してるぜ!かっこいいぜ!よく見えないけど、肌を通して感じてるぜ!」とオーディエンスを鼓舞。「エレファントカシマシのデビュー曲を聴いてください!お前に捧げるよ!お前らに捧げるよ、このバラードを!」と『デーデ』を披露。スーツを脱ぎ汗だくのワイシャツ姿で、柵に足をかけ歌う宮本の姿は、ロックンローラーそのもの。

【ライブレポート】エレファントカシマシが、GRASS STAGEで熱いエールを送る全10曲を披露!<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019>エレファントカシマシ(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019)  画像 4/7

【ライブレポート】エレファントカシマシが、GRASS STAGEで熱いエールを送る全10曲を披露!<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019>エレファントカシマシ(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019)  画像 5/7

「ちょっと甘酸っぱいけど大人っぽくて素敵な曲を聴いてください!男の子と女の子、カップルでも一人の人にも捧げます。温かい歌です!」と披露されたのは、温かいミディアムチューン『ハナウタ〜遠い昔からの物語〜』。GRASS STAGEいっぱいの腕が左右に揺れ、エレファントカシマシの音楽に身を任せるオーディエンス。演奏後、両手を広げ観客からの拍手と爽やかな風を全身で浴びる宮本。松任谷由実の名曲をカバーした『翳りゆく部屋』では、宮本の歌唱力が遺憾なく発揮される。歌詞に出てくる仕草を身振り手振りで歌うなど、伝える手段は無駄なく使い、歌を、魂を届ける。

「まさか靴脱がないと思ってたので、靴下に穴が空いてるのに今気づきました。こんな大勢のみんなの前で穴の空いた靴下を履いてる53歳のおじさんをどう思いますか?」と、笑いを交えつつ、『桜の花、舞い上がる道を』を雲ひとつない青空の下で熱唱。続いて披露された『笑顔の未来へ』では「行こうぜベイベー!笑顔の未来へよ〜!」と熱く語りかける。

【ライブレポート】エレファントカシマシが、GRASS STAGEで熱いエールを送る全10曲を披露!<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019>エレファントカシマシ(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019)  画像 6/7

「エビバディありがとう!良い顔してるぜ!お前らに応援歌を歌ってやろう!どうせ不器用に毎日戦ってんだろ!」と披露されたのは、エレファントカシマシからのどこまでも真っ直ぐな応援歌『俺たちの明日』。強く背中を押すように、それでいて優しく寄り添うようにエールを送ると、オーディエンスも拳を突き上げ、自分自身に、そしてステージ上のエレファントカシマシにエールを送る。

メンバー紹介を挟み、宮本の静かな歌い出しから、代表曲『今宵の月のように』へ。野外フェスでこの楽曲を歌う宮本は、いつも爽やかな風に吹かれている印象があるが、この日も例外ではなく、爽やかな風がエレファントカシマシの名曲を演出する。

【ライブレポート】エレファントカシマシが、GRASS STAGEで熱いエールを送る全10曲を披露!<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019>エレファントカシマシ(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019)  画像 7/7

最後の曲と紹介しドロップしたナンバーは『ファイティングマン』。どこまでも熱いロックチューンで、観客のボルテージも最高潮に。演奏終了後宮本は、メンバー、蔦谷、ヒラマと一人ずつ手を掲げ観客に挨拶をし、最後にはお尻を突き出し「お尻出してプップッ」と渾身のギャグ(?)を披露。最後までエレファントカシマシの宮本浩次を全うしステージを去った。


ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019
8/12(月) GRASS STAGE
エレファントカシマシ セットリスト

M1 ズレてる方がいい
M2 悲しみの果て
M3 デーデ
M4 ハナウタ〜遠い昔からの物語〜
M5 翳りゆく部屋
M6 桜の花、舞い上がる道を
M7 笑顔の未来へ
M8 俺たちの明日
M9 今宵の月のように
M10 ファイティングマン

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします
【あなたにオススメ記事】

関連記事