2019.08.10 公開
【ライブレポート】超特急、メンバーとファンに感謝「東京ドームに向けて」未来を強く約束!『EUPHORIA』ツアー 横浜ライブレポート

超特急 Photo:米山三郎、深野輝美、笹森健一、小坂茂雄  画像 1/12

6人組ダンス&ボーカルユニット 超特急が8〜9日、パシフィコ横浜(神奈川県)にてワンマンライブ『BULLET TRAIN SPRING/SUMMER TOUR 2019 「EUPHORIA 〜Breakthrough, The Six Brave Stars〜」』を開催した。
超特急はメンバーそれぞれに号車名が付いていたり、「ダサかっこいい」などユニークな世界観持ったダンスや楽曲が魅力のグループだが、その基盤を支えるダンスやボーカル力のスキルがこれまで以上に見ごたえのあるものへと進化。

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ユニークでシュールな『超えてアバンチュール』『バッタマン』などのほか、『shake body』『Booster』『Secret Express』では激しい歌とダンスで“カッコよさ”しかないアップテンポチューン、『up to you』『超越マイウェイ』『We can do it!』『Kiss Me Baby』ではセクシーで挑発するような目線や表情で観客を翻弄するパフォーマンス、『need you』『Fashion』ではメロウなラヴソングなど、“かわいさ””面白さ“”カッコよさ“”セクシーさ”などを自由自在に行き来。様々な側面を次々と見せる超特急のステージに、観客は盛り上がったり、ドキッとさせられたり、切なくなったり、感動をしたり、気持ちを激しくアップダウンさせながらも、一瞬も彼らから目が離せなかったに違いない。なお楽曲のジャンルもロック、ポップス、ファンク、ラップなど様々なジャンルのものがあるが、全て自分たちのモノにし、“超特急”のパフォーマンスへと昇華させていた。

さらに俳優など、超特急以外でのフィールドで培われた経験も持ち寄られ、アーティストとしてのライブに、ショー要素、芝居要素などもプラスされ、より見ごたえのあるステージも多かった事も注目したいところ。
素の自分たちの姿を一切消し去り、一瞬にして楽曲の世界観に会場を染めつくす”表現力“には目を見張るものがある。特にリョウガのキーボード演奏と、ユーキのソロダンスによる『Beautiful Chaser』はユーキの狂気をはらんだような鬼気迫る表情やダンスを見せ、観客を圧倒。
狂気的な目線でニヤリとした直後、自分を傷つける仕草をして倒れこむラストでは、あまりの迫力に客席からは騒めきが起こりだした。

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またタカシとタクヤによる『霖雨』ではミュージカルのごとく、楽曲の世界観を感情たっぷりに歌と全身で表現をするタカシと、美しいダンスを見せつつ合間にはマイクを通さず絶叫し、芝居のような側面を取り入れたタクヤによるパフォーマンスが披露された。
2人は映画やドラマなどで俳優としての活躍も目覚ましく、そうした側面がライブステージにも還元され、芝居と音楽が融合したような2人ならではの表現により、観る者の心を震わせるようなステージを見せてくれた。
他にもプロジェクションマッピング、レーザーとメンバーのパフォーマンスが組み合わさった、まるでイリュージョンのような“エンターテイメントショー”も披露されるなど、全てをひっくるめて “超特急ならで”なエンターテイメントスステージを作り上げ、2時間ほぼノンストップでパフォーマンスを行い、観客を大きく盛り上げた。

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一方MCやステージ中のアドリブでは、バラエティ番組を持っていた6人のチームワークとテンポの良さが発揮され、自由に各メンバーのキャラクター豊かに、ほっこり笑えるやり取りが展開されていく。
なお今回の横浜のライブは超特急のファンの愛称である“8号車”にちなんだ、8の数字が続く日も含まれていた事からメンバーが度々8号車へ感謝の気持ちを表し、感謝をする場面も見られた。
カイはライブ直後から度々8号車にちなんだ日にライブができる事を「幸せ」と話し、タクヤは「記念日はすごく大切にしてきてるし、心の底からこれからも大切にしていこうと思っている」と感謝と共に想いを明かし、タカシは歌詞をアドリブでアレンジし「はちこ(8号車)、大好きやで!」と優しい笑顔で観客へと語りかけた。
またメンバーが広い客席をくまなく3階から1階まで駆け回り、観客のそばでコミュニケーションを取ったほか、巨大風船を客席に飛ばすなど観客との距離の近さも大切にしている様子も印象的だった。

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併せて、現在休養中でこの日のステージに立てなかったユースケをステージで度々愛情をもって、ユースケのキャラクターを活かしながらイジる場面も多々見られ、彼らの絆の強さを実感できる事もできた。

例えば冒頭の自己紹介では、メンバーが次々と自己紹介をしていく中、ユースケの番になったときにはモニターに後光の射したユースケの顔写真が現れたほか、8号車のイメージカラーである“ピンク”をメインとしつつ、超特急の人数で象られた六角形の形や、ユースケのイメージカラーである“黄色”が組み込まれたスーツを5人が来てパフォーマンスを行い、アンコールではユースケの顔写真がプリントされたTシャツを身に着け、ステージにいないユースケを主役にしてしまうステージも披露してくれた。
またタカシも歌詞をアレンジし「ユースケと歩いていきたい!」と口にしたほか、ユースケが歌唱するパートを、メンバー全員がフォローする場面も。『バッタマン』ではメンバーそれぞれがユースケの大絶叫するパートを担当し、普段は見られない姿を見せていた。

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MCでユーキは「6人体制になって色々な事があったけど、ユースケ休養の報告は、皆さんにたくさんの心配をかけたと思います。これまで僕たちは色々な乗り越えてきました。だから、また6人揃ってライブできる日を楽しみに待っていて欲しいです。夢は叶えないといけないと思っています。結成当初からの夢である“東京ドーム”や明るい未来に向かって、突き進んで行きたい。誰一人欠けずに。それは、8号車のみんなもだよ」と真っすぐに会場の観客たちへと呼びかけ、6人と8号車で改めて未来に向けて走り続ける決意を力強く口にした。

続けてカイも「8号車の日を迎えられたのも、皆さんのおかげです。6人で迎えたかったと思うのが本音だと思いますが、次の曲は6人分の気持ちを込めて披露したいと思います。8号車の皆さん、そしてユースケとともに長い旅を続けていけるように。これから先の未来一緒に続けていきましょう」と話し、『gr8est journey』など明るい未来を8号車と共に描く歌を続けて披露し「最高でした!幸せでした!6人でライブができるように、これからも引き続きよろしくお願いします!」と笑顔で挨拶をした。

この日はダブルアンコールが行われるほど大盛り上がりとなり、メンバーがステージを後にした後、2019年12月から来年1月にかけて東京・大阪でのアリーナツアーが行われる事が発表され、さらなる大歓声に会場は包まれた。

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観客はめくるめくステージのパフォーマンスを存分に堪能しながらも、ユースケが不在という中ながら超特急メンバーの絆、そして超特急と8号車の絆を改めて強く再確認する事ができた1日となっただろう。

(取材・文:佐藤 早雪)



超特急オフィシャルWEBサイト
http://bullettrain.jp/

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