4人組ダンスロックバンドDISH//が、2019年4月20日（土）に千葉県・市川市文化会館で、DISH//Spring Tour2019「Dress Up a Burnt Whole Cake!!!!」のファイナルを迎えた。

チケットが完売した2019年4月19日（金）に続く同所での公演。

60年代のブリティッシュロックを思わせるサイケデリックなオープニング映像に続いて、ビロードのカーテンにシャンデリアが飾られたエレガントなムードのステージに登場したメンバーは、ドラマ主題歌としてヒットしたロックナンバー『僕たちがやりました』でライブをスタートさせた。真っ赤なライトの中、紗幕越しの演奏で、スクリーンには「今を生きろ」というメッセージが込められた歌詞が次々に映し出されていった。

続く、『皿に走れ!!!!』で紗幕が落ち、メンバーがステージ前方に歩み寄って荒々しくエネルギッシュな演奏を繰り出すと、約2000人の観客は激しいヘッドバンキングとシンガロングで応戦。

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『晴れるYA!』や『勝手にMY SOUL』では、クラップやジャンプも自然と巻き起こり、前半からクライマックスのような盛り上がりを見せていた。

この日はバンド演奏が主体となっていたが、ライブの中盤では、ギター＆ヴォーカルの北村匠海が「俺らはダンスロックバンドなので、ここからは皆さんと一緒に踊りたいと思います」と宣言。

『Never Stop Now』や『BEAT MONSTER』ではヘッドセットをつけて楽器を演奏しながらダンスし、『JK//』では全員が楽器を置いて踊り、観客を楽しませた。

また、あいみょんが作詞作曲を手がけたフォークバラード『猫』では、北村がアコースティックギターを手にし、どうしようもない喪失感を切々と歌い上げる一方、アイナ・ジ・エンド（BiSH）とのコラボ曲『SING-A-LONG　feat.アイナ・ジ・エンド(BiSH)』では、ハードでソリッドなバンド演奏に合わせてハンドマイクで熱唱するなど、柔軟なスタンスで自分たちらしさを発展させてきたバンドの幅の広さをアピールした。

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MCでは北村が2019年4月3日（水）に発売したニューアルバム『Junkfood Junction』について、
「掛け替えのない作品ができた。僕自身、いいアルバムだと思います」と胸を張り、オリコンデイリー1位を獲得したことを報告すると、会場からは祝福の拍手が沸き起こった。

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ライブの後半は、観客が釣りの真似をする『I’m FISH//』や、タオル回し曲『東京VIBRATION』、ステージ上を所狭しと暴れまわる『愛の導火線』といったポップなロックナンバーで、場内のテンションを最高潮まで引き上げ、銀テープが発射された『JUMPer』で締めくくられた。

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観客の‟おかわり”の声に応えたアンコールでは、ニューアルバムに収録されたあいみょんとのコラボ曲『へんてこ』や、『ビリビリ☆ルールブック』を披露。
大合唱が巻き起こったライブの定番曲『変顔でバイバイ!!』で再会の約束を交わし、春ツアーは大団円を迎えた。

最後に、改めて、2019年8月18日（日）に富士急ハイランド・コニファーフォレストにて、DISH//SUMMER AMUEMENT 2019「Junkfood Attraction」が開催されることを報告。

北村は「春ツアーをやるたびに着実に一歩、前に進めている気がします。

この先に待っているDISH//史上最大規模のコニファーフォレスト。自分でも自分たちが楽しみです。

今年1年、たくさん勝負するのでついてきてくれますか？」と呼びかけ、
「DISH//がダンスロックバンドとして活動できるのは皆さんのおかげです。皆さんへの感謝を演奏や歌で返していきたい」と恩返しを誓った。

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■北村匠海コメント
春ツアーは僕らを一段と成長させてくれる大切なツアーです。
今年もまた一歩前に進めたと実感しています。
僕ら史上最大規模の夏の野外ライブ、コニファーフォレスト公演に向けてファンの皆さんと一緒に突き進んでいきたいと思います。