2018.12.01 公開
【ライブレポート】独創的なDAOKOワールドに包まれ、心魅了された至福のとき!!<LOWRYS FARM FES>

DAOKO  画像 1/1

ファッションブランド「LOWRYS FARM」が主催するイベントファッションと音楽の融合イベント「LOWRYS FARM FES」が、11月30日(金)にTOKYO DOME CITY HALLで行われた。 

トリで登場したのが、DAOKO。ライブは、軽やかにステップするように歌う『かけてあげる』からスタート。お洒落に弾む演奏の上で、トーキングするDAOKO。ステージを覆った幕には、飛び散る歌詞やCGなど、楽曲を彩る映像の数々が映し出されていた。ヴィジュアルとライブのコラボレートした様がDAOKOらしさ?!


荘厳で雅な音色を響かせた『FASION』でも、DAOKOはビートを身体に感じながら、語るように歌を届けてきた。クールなのに熱さを感じるのは、彼女自身が醸しだす魅力から来ていること?!


『水星』では、2人のダンサーたちと一緒にスペースランデブー。オートチューンを駆使した歌声も巧みに組み込みながら、会場中の人たちの身体を心地好く揺らしていた。その感覚は、まるで宇宙空間を泳ぐような気分だった。
スタイリッシュでソウルフルな音色に乗せ、DAOKOが歌いだしたのが『終わらない世界で』。演奏が進むにつれ華やかさを増す楽曲。その上で、彼女はアンニュイな雰囲気を醸しながら歌い続ける。いくつもの蒼系の色が交じり合い、目に鮮やかなグラデーションを描きだす。まさにそんな感覚をDAOKOは届けてくれた。


シングルナンバー『Shibuyak』では、派手な色彩を持ったエレクトロな演奏をDAOKOは解き放つ。刺激的な演奏の上で、少し煽るように歌う様がクールだ。サビでは得意のハイトーン/ファルセットな歌声も活かし、触れた人たちを心地好くトリップ。会場中の人たちも、DAOKOの世界観にすっかり魅了されていた。


華やかなダンスポップナンバー『ステップアップLOVE』で、DAOKOは会場中をダンスフロアーへ塗り替えた。踊るというよりも、身体をウズウズさせる演奏に合わせ、その場でゆったり身体を揺らすと言ったほうが正解か。誰もが舞台上へ熱い視線を向けながら、心の中で軽やかにステップを踏んでゆく。まさに、その気分だ!!


「そろそろみんなとクラップしたいなと思って」。DAOKOの声を受け、会場中の人たちがクラップを始めた。そのまま楽曲は『BANG!』へ。 DAOKOはキュートな振りも交え、甘えた声で歌いかける。プチ挑発する仕種が、とても魅力的だ。その可愛らしい仕種を一緒に真似したい。


最後は、LOWRYS FARMのCMソングに起用中、ライブでは初披露となる『オイデオイデ』。ミステリアスな始まりから、転声と楽曲は少しずつ熱を上げ、何時しか触れた人たちの心をアッパーな世界へトリップさせた。体感的な熱狂というよりも、心に温もりのような熱を与えてゆくDAOKOのステージ。なんかハマるね。

(取材/ 文:長澤智典 写真:仲西一成)

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