2021.02.09 公開
SKE48の“中堅”8期生に聞いた未来へのアンサー「引っ張っていく存在にならなくちゃいけない」<『恋落ちフラグ』リリース記念インタビュー>

左から佐藤佳穂、野村実代、北川愛乃、井上瑠夏(C)WWSチャンネル編集部  画像 1/10

2016年のデビューから5年目を迎えたSKE488期生。グループの中堅メンバーとしてSKE48としても、ソロでも各々活躍の場を広げている。今回は2月3日(水)にリリースされた27thシングル『恋落ちフラグ』のインタビューを通じて8期生井上瑠夏北川愛乃佐藤佳穂野村実代の4名と座談会を開催。昨年は同期で集まる機会がほとんどなかったという4人。お互いの本音を聞いていく中で導き出した、今のSKE48に対するアンサーとは?

 

 

————今作は「全員参加」ということで、まずはみなさんがMVのどこに出演しているのか、見どころと一緒に教えてください。

SKE48の“中堅”8期生に聞いた未来へのアンサー「引っ張っていく存在にならなくちゃいけない」<『恋落ちフラグ』リリース記念インタビュー>北川愛乃(C)WWSチャンネル編集部  画像 2/10

北川愛乃(以下、北川):私は体が軟らかくて、しなやかな動きが得意なチームで、セントレア(中部国際空港)で撮影しました。クラシックバレエをやられていた亜香里さん(須田亜香里)や紗莉渚さん(惣田紗莉渚)と同じチームで、最後に回転して脚を上げながら反る動きがあるんですけど、それがすごくかっこよくて見どころだと思います。私自身はアート的な動き方で、みんなで亜香里さんに寄って行ったり、寝そべってみたり、一つ一つの動きが工夫されているので注目してほしいです。目力が大事だよって教えてもらったので、目で気持ちを伝えられるように頑張りました。衣装は松井玲奈さんのSKE48卒業コンサートの時のマリン風衣装で、爽やかさとSKE48らしくオレンジのカラーも入っていて、ライブでもよく着させてもらって思い入れがあるので嬉しかったです。

SKE48の“中堅”8期生に聞いた未来へのアンサー「引っ張っていく存在にならなくちゃいけない」<『恋落ちフラグ』リリース記念インタビュー>井上瑠夏(C)WWSチャンネル編集部  画像 3/10

井上瑠夏(以下、井上):私は可愛いチームだったんですけど、ナゴヤドーム(現:バンテリンドーム ナゴヤ)で撮影しました。今回の曲は全体的にカッコよくて力強いフリなんですけど、このチームはアイドルらしい可愛い振り付けで、唯一可愛さで溢れてる箇所なので、とことん可愛く、キャピキャピに踊ってます。
衣装は2010年の初コンサートツアー『汗の量はハンパじゃない』のときのピンクや黄色のパステルカラーの衣装で、ひたすら可愛く踊ってるのでぜひ注目してほしいです。

SKE48の“中堅”8期生に聞いた未来へのアンサー「引っ張っていく存在にならなくちゃいけない」<『恋落ちフラグ』リリース記念インタビュー>野村実代(C)WWSチャンネル編集部  画像 4/10

野村実代(以下、野村):私はセクシーチームだったんですけど、チーム内では最年少でびっくりしました。17歳(撮影当時)でセクシー担当って言われるのは初めてだったので、きっとファンの方は新鮮だと思います。周りの先輩方の溢れるセクシーさもすごかったので、好きな人はMVでイチコロだと思います(笑)。新しいみよまるを見つけちゃってください!
衣装は公演で着てる青い衣装(『Innocence』の衣装)で、いつもはロングブーツで脚を隠しているんですけど今回はショートブーツで脚があらわになってますね。

SKE48の“中堅”8期生に聞いた未来へのアンサー「引っ張っていく存在にならなくちゃいけない」<『恋落ちフラグ』リリース記念インタビュー>佐藤佳穂(C)WWSチャンネル編集部  画像 5/10

佐藤佳穂(以下、佐藤):オフショルだしね。

 

野村:そう!オフショル好きなんですよ(笑)。佳穂ちゃんも一緒のチームでした。

 

佐藤:撮影がセントレア(中部国際空港)のエスカレーターだったんですよ。横に移動しながら撮るのかなって思ってたら、まさかの斜めで、めちゃめちゃ踊るの大変だったよね!

 

野村:ヒールを履いて斜めだったので、普段使わない筋肉をめちゃめちゃ使ったもん。踊りにくかったけど頑張りました!

 

佐藤:やっぱりセクシーも大変だなって思いましたね。

 

————佐藤さんが言うんですから見た目以上に大変だったんですね。

佐藤:でも、体幹がないと見せられないダンスで、腰つきとか肩を入れるとか、それだけじゃ太刀打ちできないような撮影でした。

 

SKE48の“中堅”8期生に聞いた未来へのアンサー「引っ張っていく存在にならなくちゃいけない」<『恋落ちフラグ』リリース記念インタビュー>野村実代(C)WWSチャンネル編集部  画像 6/10

「珠理奈さんが立っていると、そこがセンターに見えるんですよ」


————さて、今作は珠理奈さんの卒業シングルでもありますが、撮影現場で珠理奈さんから学んだ事とかありますか?

佐藤:珠理奈さんはメンバーひとりひとりに話しかけに来てくれる事が多いです。今回だけじゃなくて、ライブやツアーで一緒になったときも後輩を見つけて「ダンス上手くなったね」って話しかけてたり、私も歌唱収録させていただいた時に、「さとかほはもっとセクシーにやっちゃっていいと思う」、「やりたいようにやっていいと思う」って言葉をかけていただきました。曲を披露する時にどんな風に見せようかって悩んでいるときだったので、珠理奈さんに言っていただいて自信を持って踊れました。珠理奈さんは見てないようで一人ひとりを見てくれているのを感じました。

 

北川:私も全体でリハーサルするときに、ダンスの先生が鏡の前に座られて見てくださるんですけど、珠理奈さんも先生の隣で鏡の前からしっかり見てくれて、フリの違いや手の角度とか、一人ひとり細かく指導してくれるんです。あと、珠理奈さんがフリVで踊られている事が多いので、珠理奈さん本人の振り付けをその場で見た上で、細かいところを教えてくださいました。

 

————なるほど。井上さんと野村さんは珠理奈さんの後ろで踊る機会もこれまで多く、背中で伝わる部分もあったと思うのですが、いかがですか?

井上:珠理奈さんの存在はSKE48に入る前から知ってました。SKE48のセンターだけでなくて、48グループの先頭で歌って踊ってるところを見ていたので、元気でキレキレなダンスを気付いたらずっと目で追ってました。
加入してからたまたま珠理奈さんのオーディション映像を見た事があって、そのとき分かったんですけど、踊り方とかすごく努力して完璧なダンスを見せている事を知りました。
私は珠理奈さんと同じチームなので、珠理奈さんと一緒に練習していると自分の定点映像を携帯で撮って見てたり、振り付けのアイデアとかもすごく豊富なんです。私も珠理奈さんみたいに堂々と踊れるようになりたいし、憧れられるような人になりたいって珠理奈さんを見て思いました。

 

野村:珠理奈さんを見てると、ステージに立ってる自分をすごく大事にしてるなって思います。ステージ以外では悔しかったり悩むこともあると思うけど、それさえもステージの上に立つと魅力に変えてしまうようなすごい人なんです。背中を見てると存在感がすごくて、例えば珠理奈さんがセンターじゃない曲でも、珠理奈さんが立っていると、そこがセンターに見えるんですよ。本当に存在感がすごくて、私もステージに立つときはどうやって存在感を出すか考えているので、参考にさせていただいてます。あと、珠理奈さんはよく「手脚が長いから大きく踊った方がいいよ」ってアドバイスをくれます。すごく信用してくださってるのか、「みよまるならできる!」って励ましてくれるんです。私自身、褒められると伸びるタイプなので、それも分かった上で言ってくださってるので、本当に一人ひとりよく見て声をかけてくださってるなって思います。

 

SKE48の“中堅”8期生に聞いた未来へのアンサー「引っ張っていく存在にならなくちゃいけない」<『恋落ちフラグ』リリース記念インタビュー>井上瑠夏(C)WWSチャンネル編集部  画像 7/10

SKE48を引っ張っていく存在にならなくちゃいけない」

 

————さて、8期生はデビューから5年目となり、グループの中では中堅のポジションになったと思います。それぞれソロで仕事もしていく中で、外からSKE48を見て、発見や気付いたことはありますか?

北川:私はSKE48らしさを大事に、珠理奈さんが守ってきたものを受け継いでいかなきゃいけない気持ちもあります。その想いと合わせて流行りに敏感になったりすることも大事だなって思います。いろんな挑戦をもっとしたいと思いますし、個々でももっと実力をつけて一人ひとりが強いメンバーになれたらSKE48ももっと盛り上がっていくんじゃないかなって考えてます。

 

————具体的にどんなことに挑戦したいですか?

北川:SKE48もYouTubeがあるんですけど、「踊ってみた」や「歌ってみた」とかの動画を撮ってみたりとか。あと、TikTokもまだまだ使いこなせていないので、例えばみよまるはファッションが素敵なのでそれを発信したりとか、いろいろな工夫はできるんじゃないかなって思います。

 

井上:今の時代は可愛い子がいたらSNSで調べたり、私たちの世代はTikTokやYouTubeをひたすら見ているんですね。私もTikTokを載せた時に熊本の友達から「おすすめ欄に載っていた」って連絡が来たこともあります。いろんなところからか見られているし、発信することって大事だなって思いました。発信のやり方もただするんじゃなくて、流行ってる曲とか使ってみる工夫も大切だと思います。私たちも5年目で若手ではないので、だからこそSKE48を引っ張りたいじゃなくて、引っ張っていく存在にならなくちゃいけないってすごく感じてます。言葉も大事だけど、行動で後輩に頼られたり、先輩に8期生に任せてもいいって思ってもらえる存在になりたいなってすごく思います。

 

————他誌のインタビューで「自信を付けたい!」と話していましたが、ちゃんと付いてますね!

井上:でも、まだまだです。文章を書くこととか苦手だから、参考書を買ったりして日々勉強です。私はアイドルが好きで、他のアイドルグループさんの映像とか、「AKB48グループ映像倉庫」でライブ映像を見たりして、MCの内容とか研究をするようにしています。なので活かせるように頑張ります!

 

野村:今いるファンの方って昔のSKE48のパフォーマンスを見て好きになってくれた方が多いですよね。私たちがアイドルを目指す頃ってAKB48が社会現象になるぐらいだったじゃないですか。その始まりってパフォーマンスをしている姿が可愛くて、気になって、もっとよく知っていくとバラエティで意外な姿をさらけ出していて、違った魅力に気付いてどんどん好きになっていって・・・。そう考えると、私はパフォーマンスをもっと磨きたいなって思います。SKE48はダンスが一番だからもちろんやっていかなくちゃって思うし、今は「歌唱力No.1決定戦」が話題になってるじゃないですか。歌も人の心を動かすと思うので、最近はボイトレに通い始めたりもしていて、パフォーマンスを磨いていかないと今までの先輩のレベルには追いつけないので、パフォーマンスで人の心を動かしたい!感動させたいって思ってます。

 

————自分の魅せ方という点では、興味のあるファッションでも同じ考えなのですか?

野村:アイドルとファッションの仕事を両立したいっていう気持ちはずっとあります。最近では自分の中で可能性が広がっていて、演技にも挑戦したいなって思っているんです。昨年の自粛期間に「Zoom劇場」に出演させていただいて、本当にできるのかなって不安だったんですけど、演技をしてたら自然に涙が出たりとかして。やろうと決めたら一筋なので、やってみたらすごく楽しかったし、熱心にできたので今後もやっていきたいです。演技ができれば表現力も上がるし、パフォーマンスも向上すると思うし、全てが繋がっていると思います。実際に舞台に立ってやってみたりとか、テレビに出ていろんなところで演技したいなって思ってます。そう思えたのはSKE48の活動のおかげなので。

 

佐藤:私としては、SKE48は個々のメンバーの発信力をもっと強くできたらいいのかなって思っているんですね。私も色々考えてTwitterに写真や動画を載せたりしているんですけど、見てくれる方は48グループのファンの方がほとんどなので、新規の方に届けていくのって難しいなと感じる場面もあります。でも、最近は大食いが得意だったり、グラビアをやりたいって言うメンバーがブログやTwitterでアピールすることで、それを見た関係者の方がお仕事の依頼をくださったり、ちょっとした発信をお仕事に繋げさせてもらってることがあると思うので、個々の発信力がもっとあったら少しずつ状況は変わっていくんじゃないかなって思います。

 

————前に出ていくきっかけがあれば、各々突出する才能があるので目に留まる機会はたくさんあると思います。北川さんの絵画とか特に。

北川:私ですか!?でも「二科展」とか出してみたい気持ちはあります。

 

佐藤:先輩方を見てるとスタッフの方達に「こんな仕事がしたい」って話してる姿を見ることが多いんですけど、若い世代のメンバーは自己アピールが減ってる気がするんです。スタッフの方々もメンバーそれぞれがどんな事が得意で、何をやりたいのか分からないこともあると思うので、お互いに損をしちゃってる気がするんです。だからこそ、アピールする事は大事だし、メンバー自体が行動しないと関係者の方々もアクションを起こしにくいんだろうなって感じますね。

 

————そういった悩みは9期生や10期生からも上がってるんですか?

野村:メンバーの中には自分に自信がない子が多いんですよ。見ていると、すごく可愛いのに他の子と比べちゃって、自信が持てなくて発信ができないこととかあったりとか。私は結構みんなを褒めたり、肯定的な意見を言うんです。可能性しかないからもっと自信を持ってほしいって思いますね。

 

————各々すごく考えがまとまっていますが、8期生の中でもよく話し合っているんですか?

全員:いやー・・・。

 

井上:あまり、真正面でSKE48の活動とか面と向かって話す事がなかったので。ちょっと照れくさいじゃないですか。今日4人でインタビューさせていただいて、今、考え方とか一致してる気持ちとか知る事ができて嬉しいです。

 

北川:初期の頃は一緒に公演もやっていたので、よく話してたんですよ。

 

野村:円になって喋ってたよね。

 

北川:やっぱり、昇格してチームが分かれると話す機会も減ってきてしまうので、久しぶりにみんなで集まって深い話をしたいって思いました。すごく!

 

SKE48の“中堅”8期生に聞いた未来へのアンサー「引っ張っていく存在にならなくちゃいけない」<『恋落ちフラグ』リリース記念インタビュー>佐藤佳穂(C)WWSチャンネル編集部  画像 8/10
「大学とアイドルを両立してきたことが無駄じゃなかった」


————では、改めてお互いの意見を知れたという事で、今後はどんなことに挑戦していきたいですか?

北川:去年は「プレバト!!」さんや、「沼にハマってきいてみた」さんで絵を評価していただきました。昔から絵を描くのが好きだったので自分自身もすごくびっくりしています。今は絵の勉強をして、実力をもっと磨いて、絵をきっかけに私自身を知っていただきたいです。他にも演技や歌って踊る事も好きなので、そういうことにも挑戦していきたいです。

 

野村:最近、カミングフレーバーとして単独ライブや対バンライブに出させていただくときに、曲中で「行くぞーーっ!」とか「叫べーーっ!」とか煽りをやるのがすごく楽しいんです!私って大声とか出すイメージってあまりないと思うんですけど、ステージの上だと自分をさらけ出せるんですよ。ライブ会場が一つになる感じが好きなんです。SKE48のライブで煽りができる方って限られているので、ぜひやってみたい!

 

————明音さんに弟子入りしたら?

野村:そうなんですよ!ちゅり(高柳明音)さんって煽りのレベルがすっごく高くて、例えば「叫べーーっ!」って言うとするじゃないですか。大体のメンバーは言って終わりなんですけど、ちゅりさんは煽って歌い終わった後に「ありがとうっ!!」って言うんですよ。その流れが完璧で、参考にさせてもらってます。本当に煽りの神様だと思います。
あと、制服モデルをやりたいんですよ!現役の高校生なので本当に今のうちなんです。ソロで現役のグラビアをしたいです。


井上:私はテレビにもっと出たいなって思います。この一年で大きな出来事が「SKE48 ZERO POSITION」のMCに就任させていただいた事なんです。最初はどうやって仕切ったらいいか分からなかったし、ファンの方も私がMCをやるって想像してなかったと思うので不安だったんです。でも、いざ収録してみるとメンバーのことを知れるし、MCで一緒の瑠華さん(北野瑠華)もすごくしっかりされていて、アドリブもできるし、締めの言葉も上手で、いつも学ばせてもらっています。瑠華さんは「るーちゃんは自由に。瑠華が仕切るからって」って言ってくれて、やりやすい環境を作ってくださるんです。ロケでも瑠華さんが仕切ったら次は私がやるとか、大きな役回りをさせてもらえる機会もあって。スタッフさんからも「2人のコンビいいじゃん!」って言ってもらえると、もっと喋っちゃおうって!私も褒められると伸びるタイプなので(笑)。
これまではテレビに出ることとか、バラエティに挑戦することとか緊張や不安の方が大きかったんですけど、今はワクワクしている自分がいて、緊張はしなくなりました。むしろもっと喋りたいし、もっといろんな挑戦がしたいです。

 

————いろんな挑戦をしたいということですが、先日珠理奈さんにインタビューしたときに、井上さんと鈴木恋奈さんをコンビで街ブラさせたら絶対面白いって言ってましたよ。

井上;恋奈さんとですか!?でも、やってみたいです。その時は私が全部仕切ります!

 

佐藤:できるかなー?

 

井上:でも、一回恋奈さんと29時間の生配信で一緒に司会をしたんです。その時はあまり恋奈さんのことを掴めなかったんですけど、「#るーちゃんとここ」のハッシュタグがトレンド入りしてすごく嬉しかったのでやってみたいですね。

 

————あの配信はいろいろすごかったです。

井上:あの時はカンペでフリートークを求められて「どうしよう!」って思ったんですけど、話したいことを話しちゃおうって思って。やっぱり嘘とかってよくないじゃないですか?視聴者の皆さんに届けたいことを言おうと思って、「ここが私のアナザースカイ」って言ってみたりして(笑)。とにかく挑戦ですね!


佐藤:私は去年から「さとかほLAB」っていうラジオをやらせていただいています。私自身は自分の声が好きではなかったんですけど、「ラジオに向いている声だね」って局の方に言っていただいたり、Amebaブログさんで「こえのブログ」を更新したときに「聞いてて癒される」とか「声が好き」って言ってくださる方が多かったので、声のお仕事をどんどん増やしていけたらって思います。
あとは理系の大学を出たので、理系に関するお仕事をしていきたいです。以前、ノーベル化学賞を受賞した吉野彰さんとのインタビューだったり、「日本電産」さんのWEB CMに出演させていただいたりして、大学とアイドルを両立してきたことが無駄じゃなかったって感じることができました。めちゃめちゃ嬉しいので、理系に携われることをしたいです。

 

————発信力で言うと、佐藤さんは戦略的ですよね、「#さとかほ沼」とか、クロワッサンとか。

佐藤;私はグラビアを撮影していただけると幸せなんです。SKE48の若い子たちもスタイルがいい子がいっぱいいるので、どんどん出てほしいなって思います。グラビアをやっていると、女性として嬉しいというか(笑)!
今が旬っていう気分になれるし、等身大の自分を見ていただけるのが嬉しいので。今後も自分に合ったお仕事をみつけて、どんどん伸ばしていきたいなって思います。


井上:私はもっと地元の人にSKE48のことを広めていきたいです。私は熊本県出身で「熊本いきなり団子大使」と「くまもと大好き大使」をさせていただいているんですけど、お仕事で熊本駅に行ったときにポスターにサインをしたんですよ。そしたら、他のグループのファンの方が写真を撮って拡散してくれたり、Twitterにコメントを頂いたり、すごく嬉しかったんです。なので一人でも多くの方に知ってほしいし、今は難しいかもしれないけど、熊本のツアーも中止になってすごく悔しかったので、絶対に実現させる日が来るまで頑張りたいなって思います。SNSでできることはどんどんアピールしていきたいです。

 

SKE48の“中堅”8期生に聞いた未来へのアンサー「引っ張っていく存在にならなくちゃいけない」<『恋落ちフラグ』リリース記念インタビュー>北川愛乃(C)WWSチャンネル編集部  画像 9/10
「もっと積極的に!」

 

————これからもっと外に発信していくにあたって、SKE48が持てる武器ってなんだと思いますか?

佐藤:私は三河弁で話す機会が多くて、そうすると地元の方が「方言が一緒だ!」って喜んでくださるんです。地方によって方言も違うので、もっと身近に感じてもらえるようにその土地の出身メンバーは使ってみるのもアリだと思います。気になってる子が地元の言葉を話していたらめちゃめちゃ嬉しいと思うし、SKE48って地方の人たちにも積極的なんだなって思ってもらえるようなアピールができたら親しみやすいグループになるかなって思います。


野村:SNSで発信して届けることですね。ツアー先で呼びかけて、ライブが楽しいグループって知ってもらえれば、気になって来てくださる方もいると思うんです。セットリストとかをツアー会場の県出身の子が考えてみたりとか。私たちも、もっと積極的にライブ制作に関われたらいいなって思います。


北川:私も感じるんですけど、スタッフさんに頼ってしまうことが多いなと思っていて。でも、スタッフさんもやりたいことを聞いてくださるので、メンバー同士で話し合って自分たちがやりたいことをスタッフさんに相談したりとか、メンバーの中でもどんどん行動していった方がいいと思います。

 

SKE48の“中堅”8期生に聞いた未来へのアンサー「引っ張っていく存在にならなくちゃいけない」<『恋落ちフラグ』リリース記念インタビュー>左から佐藤佳穂、野村実代、北川愛乃、井上瑠夏(C)WWSチャンネル編集部  画像 10/10

「気持ちと経験が大事」

 

————それでは最後に、珠理奈さんから後輩メンバーへ「チャレンジし続ける、進化し続けるSKE48であってほしい」という言葉を頂いているんですけど、それに対するアンサーをぜひ頂きたいです。

井上:やっぱり気持ちが大事だなって思います。私たち8期生が先頭を切ってSKE48をもっと引っ張る存在になりたいです。胸を張ってそう言えるぐらいに。個人ではラジオをやったり、ランウェイを歩いたり、テレビに出たり。同期を尊敬する部分もあるので、私たちの中からSKE48を盛り上げて行きたいなって思います。


野村:新しいことをもっとやっていきたいよね。演技するイメージがない子にいきなり演技をさせてみたりすると、意外にできたりするんですよね。人間って頑張ればなんでもできると思うので。


佐藤:初めてやるときは不安で、なかなか言いづらいこともあると思うんです。でも、8期生以降は場数が圧倒的に少ないと思います。初めてのことは失敗がつきものなので、失敗しても次また頑張れるように先輩が支えてあげたりとか、後輩がチャレンジしやすい環境を作っていくことも大事だなって思います。


井上:気持ちと経験が大事ですね。


野村:深い!確かにそう思う。私は人に怒ることができないので、後輩ができてからどうやったら気持ちを伝えられるだろうって考えたときに、自分がやっている姿を見せるしかないと思いました。今が自分の背中を見せられる存在になるときなんだなって思います。


北川:私たちも後輩たちに、アピールしてる姿とかスタッフの方たちに話しに行くとか、そうした姿を見せられていないと感じています。言葉で伝えるのも大事だけど、行動で見せるのも必要だなって感じているので、私たちも変わっていかなきゃって思います。


佐藤:私にも可愛がってくださった先輩がいらしたので、そういう方がいるってすごく心強いし安心して活動ができるので、後輩にもっと寄り添っていけたらいいなって思います。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします
【あなたにオススメ記事】