2019.04.06 公開
女優・深川麻衣にロングインタビュー!3年目を迎える朗読劇『柳橋物語』について「新鮮な気持ちで稽古に挑んでいきたい」

深川麻衣  画像 1/8

女優・深川麻衣にロングインタビュー!3年目を迎える朗読劇『柳橋物語』について「新鮮な気持ちで稽古に挑んでいきたい」


乃木坂46卒業後、女優として舞台や映画で活躍する深川麻衣がWWSチャンネルのインタビューに応じてくれた。インタビューで深川は主演するテレビ東京ドラマ『日本ボロ宿紀行』や、乃木坂46を卒業してから現在まで。さらに、朗読劇『柳橋物語』について語ってくれた。

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―テレビ東京ドラマ『日本ボロ宿紀行』に出演されていますが、この作品の見どころは?
今スマホを始めとしたデジタル機器や、科学もそうですが、いろいろものが進化している時代の中で、もう一度古き良きものに目を向けることで原点に立ち返る。そういうものの良さを、改めて再発見できるドラマだと思います。

 

―「日本ボロ宿紀行」でのご自身の役柄など共通点ってありますか?
私が演じる春子は、一度決めたら曲げない強い部分があって、そういう芯の強さは似ているかもしれません。春子はこれまで演じたことがないほど喜怒哀楽が激しくて、5人の監督がそれぞれの回で、色んな表情を引き出してくださいました。

 

―結構頑固な一面があるということですか?
そうですね。

 

―意外ですね。
春子は、高橋和也さん演じる龍二さんの歌が好きだからこそ、もっといろんな人に聞いて欲しいという思いが強すぎて空回りしてしまうことが多いんです。そういう一生懸命なところに共感できますし、自分にも似ている部分があると思います。

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―4月12日まで放送とのことですが、これからの展開を言える範囲で教えてもらっていいですか?
第1話から龍二と春子はCDを売り切ることを目標に、二人三脚で日本全国のボロ宿を巡って、色んな場所で営業していきます。回を重ねるごとに、物理的に営業することが難しい状況が出てきますが、そこで2人がお互いのためにどういう選択をしていくのか、最終話にかけて見どころになってくると思います。

 

―グループを卒業し、女優として歩み始めて約2年半、何かご自身で変化は感じられますか?
卒業後の環境の変化で、物の見方や考え方も大きく変わったなと思う部分はもちろんあります。でも久しぶりに会った友達だったり、お仕事でお世話になった方に再会したときに、「あ、変わらないね」っていうふうに言っていただいたりもします。

 

―それは以前の“聖母”キャラが変わらないってことですか?(笑)
元々の自分の性格みたいなものは変わらないですが、グループの看板が外れて1人で仕事をしていくことに対して意識の変化はあると思います。女優として、自分自身の言葉で発信していくことや自分という人間を知ってもらうことの大切さを、これまで以上に意識するようになりました。

 

―やっぱりグループではなくて1人になるっていうのはやっぱ凄い今までとは違う感じがありますよね。
そうですね。本当に環境や人との出会いによって、変化するものだなと思います。これは私だけではなく、どの世界にいる人にも通じることだと思うのですが、環境が人を育てるというのは本当だと実感しています。その場所が違うだけで、見えてくるものが全く変わってきたというのはグループを出てみて初めて分かったことでした。

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―女優として2019年さらに目指していきたい方向性は?
2019年、本当にありがたいことに1月から『ボロ宿』と『まんぷく』で、朝と夜と全く異なるテイストのドラマを皆さんに見て頂くことが出来て嬉しいです。そして4月からは映画『愛がなんだ』と『空母いぶき』公開や、朗読劇の上演もあります。2019年もまだ始まったばかりですが、この1年間に限らず長い目で見て、いま目の前にあるものごとに自分の出せるすべてで向き合い、積み重ねていきたいです。何年何十年後かに振り返った時に、あ、こんなに道が出来ていたなとか、こんなに沢山の人と出会うことが出来たんだなっていう、なりたい自分になるために頑張りたいという気持ちが大きいです。

 

―今後こんな役がやりたいとか、演じてみたい役柄はありますか?
4月公開の『愛がなんだ』で今泉監督とご一緒したのは2回目でしたが、1回目の『パンとバスと2度目のハツコイ』とは全く違う役柄をいただけたことがとても嬉しかったです。『愛がなんだ』でまた違う自分を見せることが出来ましたし、これからも型にはまらず色んな役にチャレンジしていきたいです。こういう役を演じさせてみたいと思われる女優になりたいですし、今後は時代劇も挑戦してみたいです。

 

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―5月2日には朗読劇『柳橋物語』が公演されますが、今回朗読劇は3回目、実際に脚本を読まれてどう思われましたか?
とても難しいと思いました。台本を読んでいて、同じ女性として主人公のおせんの気持ちになって考えると苦しくて。物語では1人の女性の一生を描いていますが、なぜこんなに苦しい思いをしなくてはならないのだろうとか、読んでいても思わず本を閉じたくなるようなシーンがたくさんありました。コメントにも今すぐにでも逃げ出したいと書きましたが、本心では本当に怖くて仕方がないです。演出の笹部さんと制作チームの皆さんとはご一緒するのが3回目なので安心感はありますが、新鮮な気持ちで稽古に挑めればと思っています。

 

―本公演パンフレットなどのビジュアルデザイン原画も手掛けていらっしゃいますが、こういうアーティスティックなことはどんな時にイメージされるんですか?
まずは『柳橋物語』を読んで、柳が風で揺れてるような光景や、柳橋の風景が頭に浮かんだので、川に反射してる橋と水面を描きました。川も水色だけではなくて、春夏秋冬1年を通しておせんの人生を彩るような、ピンク、黄色、緑、さまざまな色を取り入れて描きました。きっと一目では気付かれないと思いますが、自分なりの思いを込めながら描きました。

 

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―このような作品を描くときはやっぱり時間がかかるものですか?
アイデアを考える時間はある程度必要ですが、描き始めてからは休み休み描いても4時間ぐらいですね。

 

―では割とイメージはすぐ入ってきて、すぐキャンパスに向かう感じですか?
そうですね。描こうと決めるまでに構図を考えたりスケッチしたり時間がかかるのですが、これでいこうと決めて頭の中の絵がバチっと決まってからは描くのは早いです。

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―では色んな意味でおせんの役柄とか、このビジュアルのデザインも含めて、かなり気持ちがこもってるんですね。
そうですね、1回目は『塩狩峠』で、初めて1人で舞台に立たせていただいて、2回目は事務所の先輩でもある知花くららさんと共演させていただきました。3回目の今回は再び一人ということで、もちろん不安はあります。でも、いざ始まってしまうと頼れるのは自分しかいないので、やってやるぞ!という気持ちです。

 

―ファンの皆さんへ向けてメッセージをお願いします。
2019年は皆さんに嬉しいお知らせが沢山できて、とても嬉しいスタートを切ることができました。これからもさまざまな作品にチャレンジして、まだ自分も知らない一面を表現できたらいいなと思っています。4月公開の映画「愛がなんだ」「空母いぶき」、そして5月の朗読劇「柳橋物語」と、ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。

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