AKB48・木﨑ゆりあの卒業記念2nd写真集『Stagedoor』の発売記念イベントが19日、東京・新宿にある福家書店新宿サブナード店にて行われた。イベント開催前には報道陣向けの囲み取材が行われ、アイドルとして挑む最後の作品への思いや卒業後の抱負について語った。

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今回の写真集は2015年に発売された1st写真集『ぴーす』より約2年半ぶりの作品だ。コンセプトは「卒業旅行」で、少女から大人の女性へと成長した姿が南国のタイを舞台に様々なシチュエーションの中に収められている。写真以外にも木﨑自身が文面を考えた旅先からのエアメール風の手紙も付属する。

囲み取材に登場した木﨑は透け感のあるストライプの衣装で登場。最初に行われたフォトセッションでは「ゆりあピース」でカメラへポーズを向けた。

2冊目の写真集を出した感想について「卒業する前にもう一回出さないかと言ってくれたことが嬉しくて、8年間アイドルをやっていて良かったなと思いました」とコメント。

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タイトルになっている『Stagedoor』の意味について「秋元先生が考えてくださって、直接本人に会って聞いてないんですけど、卒業して次のステージへの新しいドアを開けるという意味なのかなと思っています」と秋元氏から未来への期待が込めれていることを明かした。

一番お気に入りのカットについて質問されると少し照れくさそうにプールサイドで撮った写真を選んだ。「撮影する予定じゃなかった日の夜に飛行機で寝すぎて、『もう寝れないからプールあるし写真撮っちゃう？』っていうノリで撮った写真で、フラッシュを炊いて撮ってるのですっぴんでもバレないかもって（笑）。この作品の中でいい感じになっているのでお気に入りです」と撮影秘話を交えながら語った。

今月30日の卒業を予定している木﨑は今の心境について「やっと実感をしてきたのはありますね。5ヶ月前ぐらいから発表してて、一生卒業する日が来ないんじゃないかと思っていたんですけど案外あと2週間で。メンバーとも会わなくなってきたので今が一番寂しい時期ですね」と気持ちを赤裸々に述べた。

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続けて木﨑は「アイドルとしてやり残したことは全くないです！」と目指す女優業への前のめりな姿勢を表明し、「簡単な道ではないとは思うんですけど、演技の仕事が大好きなので演じる仕事をしていきたいなと思いますし、舞台、映画と多方面でファンのみなさんに見てもらえる機会が増えたらいいなと思います」と今後の抱負を語った。

最後に、アイドルのスタートを切ったSKE48のステージで行われる最終公演について意気込みを問われると「もともと6年SKEにいたので、未だに卒業発表した後に『卒業した後にSKEに戻ってくるんでしょ？』って言う方がいらっしゃるんですよ。なので、その人たちのSKEにゆりあが戻ってきてほしいという気持ちをそこで叩き斬りたいなと（笑）」と大胆発言。「『ここでお終いだよ』。『こんだけ見せたら満足するでしょ？』って、（ファンの）みんながここまで見せてくれるんだったら『SKEの木﨑ゆりあ』はもう卒業だな、と言ってもらえるような強目の公演にしたいなと思ってます」と悔いを残さない完全燃焼のステージにすることを約束した。

28日は名古屋・栄で、そして30日には東京・秋葉原で木﨑のアイドルとして最後の姿に期待が膨らむ。

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【木﨑ゆりあ】

1996年2月11日生まれ。愛知県出身。
「黄金世代」と呼ばれた元SKE48の3期生。全グループを巻き込んだ「大組閣祭り」によってAKB48に移籍。SKE48在籍時から次世代メンバーとしての才覚を見せ始め、当時「センターに最も近いメンバー」としてSKE48の未来を照らした。ナゴヤドーム公演で魅せたソロステージは今でもファンの間で語り草となっている。
4月に卒業発表。9月にはAKB48劇場・SKE48劇場で最終公演を実施。ファンに亡霊を出させない完全燃焼のステージへ挑む。

（取材/文/写真：安藤龍之介）

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