2018.10.06 公開
SKE48・高柳明音、涙の直訴が生んだ『ラムネの飲み方』公演を振り返る! <SKE48 10周年記念特別公演>

SKE48 10周年記念特別公演(後編)©AKS  画像 1/1

2018年10月5日(金)、名古屋・栄を拠点に活躍するアイドルグループ、SKE48が結成から10周年となる節目の日を迎えた。これを記念してSKE48劇場では10月4日(木)、5日(金)「10周年記念特別公演」を前後編に分けて開催した。

SKE48が辿ってきた10年を1年ごとに振り返る特別公演。後編となる10月5日(金)は、2013年からグループの歴史の原点である2008年までを振り返る。

ステージではSKE48が飛躍した2011年について振り返った。
この年は4期生中心に結成されたチームEの1st公演「パジャマドライブ」公演のスタートをはじめ、全国6都市のZeppホールを回った全国ツアー「真夏の上方修正」が開催された。

そして、忘れてはならないのは、この年の「AKB48選抜総選挙」のスピーチで高柳明音がプロデューサーの秋元康氏に直訴した事だろう。「私たちに公演をやらせて下さい!」と涙ならに訴えた映像が流れると、ステージの高柳は昔懐かしいハーフアップサイドポニーのヘアスタイルで取り乱しながら当時を思い返した。この直訴があったからこそ、チームKⅡは初のオリジナル公演『ラムネの飲み方』が実現することになった。この一連の流れについてMCで触れられたくなさそうな素振りを見せながらも、「いや、でも、あの映像が全てじゃん!あれ以上にウケないって。いやウケ狙ってないけど」と言って会場を沸かせた。

当時その様子を見ていたという山内鈴蘭は「この人すげーって思ったもん!言っちゃってるよ!!」と驚いた事を思い出した。高柳は「事の重大さを分かっていなかったよね。あそこでしか言う場所がなかったから。裏に戻ったらスタッフさん青ざめてたよ」と出来事を話し始め、「その時に覚えているのがチームSの先輩方が『よく言った!』って言ってくれたんですよ!先輩が味方についてくれて嬉しかったです」と語った。

こうして誕生した『ラムネの飲み方』公演は、メンバーやファンからも愛される神公演として、SKE48を代表する公演にまで成長した。ライブシーンで披露された『兆し』、『お待たせSet list』は当時のKⅡメンバーの想いが代弁された楽曲でもある。

想いが強すぎるからこそ、パフォーマンスが難しいという事実もある。
実際に、今では高柳を除いてオリジナルメンバーは全員卒業してしまった。

だが、その抜けてしまったピースは現在のチームKⅡメンバーが担い、自らのポジションとしてさらなる高みへと昇華させている。今、この瞬間に見せる『兆し』こそがチームKⅡの真骨頂ではないだろうか。

初公演から8年。現在まで愛されるこの楽曲を、公演の意味を肌で感じた。

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